■■ Weekly Fax News 393 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 商業法人登記オンライン化 ― 来年３月に100登記所に拡大 」
(2)「 創業プランの実現 」
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◆「商業法人登記オンライン化 ― 来年３月に100登記所に拡大」◆
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法務省が昨年からスタートさせている「商業法人登記オンライン化」
の対象登記所が来年３月末までには、全国約１００ヶ所の登記所に拡
大される。法務省の商業法人登記オンライン化は平成１６年６月に開
始されたが、オンラインでの申請ができるのは、全国約５００の登記
所のうち前橋、佐世保など９つの登記所に過ぎず、試行の段階でとど
まっているが、法務省によると、本年度末の来年３月末頃までには、
全国１００ヶ所の登記所で利用できるようになる。企業（法人）にと
って登記簿謄本や代表者の印鑑証明書などを登記所にいちいち申請・
取得に行くのは、かなり面倒なことであるが、この申請手続がインタ
ーネットを通じたパソコンで居ながらにしてできるようになればかな
り便利になる。この方法で申請すれば、登記簿謄本や印鑑証明書の現
物が郵送されてくる仕組みになっている。法務省が作成した「商業法
人登記のオンライン化」のパンフレットによると、オンライン申請の
流れは、（１）法務省オンライン申請システムに接続（２）事前準備
（環境設定、ＩＤパスワードの取得）（３）申請書作成ソフトのダウ
ンロード・起動申請書情報の編集（４）法務省オンラインシステムに
接続しログイン（５）申請書情報への電子署名（６）申請書情報の送
信（７）到達確認（８）納付情報確認（９）登録免許税の納付――と
なっている。
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◆ 「 創業プランの実現 」 ◆
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各地で創業（起業）相談や創業塾が盛んに行われている。しかし、
実際に創業する方は全体の数パーセントで、さらに軌道に乗っている
事業はその数パーセントと、相当に厳しい状況である。
極端な場合は創業プランを全く策定しないで相談に来る方がいるが、
策定した創業プランに対して本人も半信半疑である場合が少なくない。
このような場合には、創業の実現可能性が非常に低いものである。や
はり、創業プランが必ず実現すると言う本人の信念が決め手である。
アメリカのジョゼフ・マーフィー博士（マーフィーの法則）は、自分
の希望を強くイメージしてそれを思い続け、その実現を信じて行動す
れば思いは必ず遂げられると言っている。
事業開始後も、計画を策定して実行を確実にするためには、構想し
たことが首尾よく実現することを信じ続けなければ長持ちしない。経
営理念（事業目的や目標）と経営ビジョン（事業分野や事業規模）を
明確に持ち続ける意思力が、成否の決め手であろう。
さらに、創業プランは現実性があることが条件だが、同時に「夢と
楽しみ」のある内容であることが創業に有効である。例えば、居酒屋
の経営であれば、軌道に乗ったら同じシステムで２店、３店と次々に
増やしてチェーン化するなどである。
