■■ Weekly Fax News 276 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 3種類の消費税改正チラシ ― 税務署で配布中 」
(2)「 読書によるヒント 」
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◆「3種類の消費税改正チラシ ― 税務署で配布中 」◆
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全国の税務署はいま、3種類のチラシを作成・配布し、平成15年
度消費税の改正内容を広報している。
このチラシのタイトルは、「消費税が変わります」というもので3
種類とも同じだが、対象者別にタイトルが色分けされている。赤色は、
「新たに課税事業者となる方へ」、青色は、「簡易課税制度を適用し
ている事業者の方へ」、黒色は、「簡易課税制度の適用を受けていな
い事業者の方へ」となっている。赤色のチラシでは、「事業者免税点
が引き下げられます」とし、「納税義務が免除される基準期間におけ
る課税売上高の上限が1,000万円(現行3,000万円)に引下
げられること」を広報し、その適用関係について「この改正は、平成
16年4月1日以後開始する課税期間から適用されます。したがって、
個人事業者は平成17年分から、事業年度が1年である法人について
は平成17年3月決算分から適用されます」と述べている。また、ポ
イントとして、「平成16年4月1日以後最初に開始する課税期間の
直前の課税期間(事業年度が1年である法人については平成16年3
月決算分から17年2月決算分まで)において納税義務が免除されて
いた事業者が、平成15年10月1日から15年12月31日までの
期間の課税売上高を4倍した金額を基準期間の課税売上高とすること
ができること」を挙げている。
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◆ 「 読書によるヒント 」 ◆
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人は目的意識を持って読書をすることもあるし、単に興味によって
読書をすることもある。特に後者の場合、偶然読んだ本によって商売
上のヒントを得たり、世渡りの哲学を得たりすることもある。
例えば、療養中に読んだ宗教書に奮起して大事業を起こした事業者
の話や、商品開発に悩んでいる時に偶然読んだカラクリ人形の仕組み
にヒントを得て新商品を作った技術者の話などを聞いたことがある。
有名な話だけでなく、各人にも同じような経験があるのではなかろう
か。
ところで、大きなヒントはどんな場合に得られるのだろうか。例え
ば、一生涯続くような健康法を掴むのは、どのような状況の時か。お
そらく、自分か家族が健康に悩んだ時であろう。読書による何かのヒ
ントは、深く悩み真剣に読んだ時に得られるものである。商売や人間
関係の悩みなど、あらゆる問題が同様の時であろう。
さらに言えば、読書によるヒントは、日頃から愛読書(座右の書と
も言う)を持つことによって確実に得られるのではなかろうか。悩み
が発生してから関係の本を読んでも、的確な解決策が掴めるとは限ら
ない。
何か問題が発生したら、「あの書物にはどんなヒントがあるか」と
すぐ思い浮かべる本が愛読書であり、最も信頼できる。