■■ Weekly Fax News 281 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
（１）「 たばこ７月１日から値上げ
手持品課税の申告３１日が期限 」
（２）「 経営術十八番 」
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◆ 「 たばこ７月１日から値上げ
手持品課税の申告３１日が期限 」 ◆
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たばこ税が平成１５年７月１日から増税になった。その結果、主力
のマイルドセブン・ライトは、１箱（２０本）が２５０円から２７０
円と２０円アップした。
増税分は、消費税を含めて１７．２２円である（たばこ税は１本０．
８２円アップ）。セブンスターなど８銘柄は、１箱３０円の価格引き
上げになっている。
増税による便乗値上げが起きていると言われても仕方がない。厚生
労働省の調査では、「たばこの値段が１箱３００円になったら、たば
こをやめると回答した人が１６％いた」というから、安易な増税は、
たばこ愛好家の減少に拍車をかけ、結局、税収も期待できなくなる恐
れもあるわけだ。
ところで、たばこの販売業者に対しては、平成１５年７月１日午前
零時の時点で在庫たばこに対する増税分の手持品課税が行われ、販売
業者等は、その税額について平成１５年７月３１日までに申告し、平
成１６年１月５日（月）までに納付しなければならない。税務当局は、
この申告・納付について「申告期限等から実際の納付期限までの期間
が、通常の申告等の場合に比べて比較的長いため、納付期限を失念し、
納付漏れ等となる事態が生じないよう配慮してほしい」と注意を喚起
している。
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◆ 「 経営術十八番 」 ◆
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中堅企業の創業者と、その孫で三代目の若者が話している。三代目
も入社８年、次の定時総会で取締役になる予定だ。実は今、意外にも
創業者から「お前もどうやら半人前になれるな」と言われ、驚いてい
る。創業者は、経営者の心得を話し出した。
「経営は、広く人間修行をしなければ長続きしない。昔の武家は武
芸十八番を学んだが、経営者ならば、経営術十八番だ」
武芸十八番とは、剣・槍・短刀・手裏剣・抜刀・薙刀・鎖鎌・棒・
柔・弓・馬・砲・水泳等の術を言う。創業者は、これをヒントに、
「経営術十八番」と称して、次の１８項目の必要性を説明した。
すなわち、（１）計画性（２）指導力（３）人徳（４）節約心
（５）忍耐力（６）行動力（７）バランス感覚（８）先見性（９）
勇気（１０）ユーモア（１１）読書（１２）謙虚さ（１３）礼儀作
法（１４）人脈形成（１５）家庭円満（１６）養生（１７）宗教心
（１８）師を持つこと、だと言う。仕入・販売・財務・商品知識等
は当然の知識であるが、経営者の根本的な資質能力ではないと言う。
「経験上、経営術の中で一番難しかったことは何？」と三代目は
半分冷やかし気分で聞いた。創業者は少し表情を変えたが、やがて
にっこり笑い、「家庭円満だよ」と即答した。「家庭さえ円満でし
っかりしていれば、会社経営も何とか乗り切れるものさ」
