■■ Weekly Fax News 308 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 三位一体改革」税制 ―16年度改正で措置 」
(2)「 優先してやるべき仕事 」
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◆「 三位一体改革」税制 ―16年度改正で措置 」 ◆
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平成16年度税制改正で注目される点として、地方分権への対応、
いわゆる「三位一体改革」を行う税制措置が講じられることが挙げら
れる。先ず、「財源移譲」の措置としては、(1)平成18年度まで
に、所得税から個人住民税への本格的な税源移譲を実施することとし、
それまでの措置として、平成16年度において、所得税の一部を使途
を限定しない一般財源として地方へ譲与する「所得譲与税」を創設す
る(2)この所得譲与税による平成16年度の税源移譲は、4,24
9億円とし、人口を基準として都道府県及び市町村へ譲与することが
講じられる。
さらに、地方税の基幹税である個人住民税の基礎的部分として、「
均等割」について、次の見直しが行われることになった。(イ)市町
村民税の均等割について、人口段階別の税率区分を廃止し、その税率
を3,000円(年額)に統一する(ロ)個人住民税均等割の租税義
務を負う夫と生計を一にする妻で、夫と同じ市町村内に住所を有する
者に対する非課税措置を廃止する。(注)この改正は平成17年度分
以降の個人住民税について適用されるが、その税率は2分一に軽減さ
れる。そのほか、地方公共団体の課税自主権の拡大を図るため「固定
資産税の制限税率の廃止」等が行われる。
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◆ 「 優先してやるべき仕事 」 ◆
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「世の中でいちばんさびしいことは、やるべき仕事がないことであ
る」これは福沢諭吉の言葉である。
仕事とは不思議なものである。少し忙しい状態のときはいかに逃れ
るかを考えているのに、いざやるべき仕事が無くなるとこれほどさび
しいことはない。
やるべき仕事を確実に遂行すること、これは計画的に実行出来れば
容易である。しかし、計画的に遂行して成果を確実なものとするため
には、その技法が必要である。
独自の技法ではないが、筆者は仕事の優先順位を守ることで計画を
遂行し、一定の成果を得る努力をしている。
第一に、週末までに翌週やるべき仕事を各曜日に記入し(6項目程
度)、絶対やるべき仕事と成果の高い仕事に◎を付ける。これさえ遂
行すれば成果の80%は獲得できる。
第二に、余裕があったらなるべくやりたい仕事に○を付ける。ここ
まで仕事を遂行すればほぼ満点である。
第三に、急ぐわけではないが気にとめておきたい仕事に△を付ける。
この仕事が遂行出来ることを全然期待しない。
大事なことは、◎を付けた項目をその日やるべき仕事と自覚し、優
先順位を守ることである。優先的にやるべき仕事を確実に遂行するこ
とがストレス解消にもなる。