■■ Weekly Fax News 372 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 平成17年中の延滞税割合 ― 2か月までは4.1% 」
(2)「 年功序列が崩れるとき 」
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◆ 「 平成17年中の延滞税割合 ― 2か月までは4.1% 」 ◆
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国税の平成17年中における延滞税の割合は、納期限から2か月を
経過する日までの場合、4.1%となっている。
国税を法定納期限までに完納しない場合には、原則として法定納期
限の翌日から完納する日までの期間の日数に応じ、未納税額に対し年
14.6%の割合で計算した額の延滞税を納めなければならない。た
だし、納期限までの期間又は納期限の翌日から2か月を経過する日ま
での期間については、この割合は、各年の前年の11月末の公定歩合
に年4%を加算した割合(7.3%が上限)とされている。平成16
年11月30日の公定歩合は「0.1%」であったため、平成17年
中における「納期限の翌日から2か月を経過する日までの延滞税の割
合」は、年「4.1%」になっている。また、「納期限の翌日から2
か月を経過した日以後の延滞税の割合」は、年「14.6%」になる。
このほか延滞税の計算期間は、「原則として法定納期限の翌日から
納付日まで」となっているが、利子税の課税される延納期間や申告期
限から1年経過後に更正を受けたり、修正申告をしたりしたような場
合には、一定期間が延滞税の計算基礎から除外される規定がある。
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◆ 「 年功序列が崩れるとき 」 ◆
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「異動で若い上司がやってくるそうだ」「後輩が上司ではやりきれ
ないよ」「やむを得ない、ITのことは若手に教わっている」以上の
ような嘆きは、中高年者だけでなく、20代後半から30代の勤め人
にまで広がりつつある。先輩や年長者を敬うという日本の風習からす
ると複雑な心境である。
新人が入社すると、以前は先輩が数ヶ月以上仕事の手順等を教え、
個人的な悩みや結婚の世話までしたものである。ところが、現代は新
人教育を短期研修で済ませ、即戦力を期待する会社が増加している。
後輩や部下の結婚世話人や仲人をしたことがあるという中高年者も激
減している(今や仲人のいる結婚式は10%以下ということだ)。
「今度入社した新人はIT操作に強いそうだから、中高年社員の教育
をお願いしようか」などと、先輩としての自尊心を捨てて、面倒を見
ることよりも新人に依存してしまう会社側の体質にも問題があるよう
だ。
年齢や勤務年数に応じて給料や地位が上がるシステムは全く無用に
なったのだろうか。実力主義一辺倒が健全な社会を生むのだろうか。
年齢と共に給料が上がるから、結婚をしたり子育てをしたり出来ると
考えるのではなかろうか。社会制度全般のバランスを考えずに年功序
列を完全に崩すことには、慎重な配慮が必要であると考える。