■■ Weekly Fax News 400 ■■
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│H│O│S│H│I│-│A│O│ 2005.11.24 No.400
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――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 65歳までの継続雇用 ― 来年4月から企業に実施義務 」
(2)「 ベストを尽くすとは 」
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◆「 65歳までの継続雇用 ― 来年4月から企業に実施義務 」◆
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「改正高齢者雇用安定法」により、平成18年4月1日から65歳
までの定年延長の代わりとしての「継続雇用義務」が企業に発生する。
これまで「定年後の継続雇用」については、法律上「努力義務」とさ
れてきたが、平成17年6月11日に交付された「改正高齢者雇用安
定法」は、「65歳までの雇用確保措置」について「65歳未満の年
齢によって定年制を設けている企業については、その従業員について
段階的(平成18年4月1日~19年3月31日=62歳、19年4
月1日~22年3月31日=63歳、22年4月1日~25年3月3
1日=64歳、25年4月1日~=65歳)65歳までの雇用を確保
する措置を講じなければならないと定めている。」
その講ずべき措置は、(1)定年の引上げ(2)継続雇用制度の導
入(3)定年制度の廃止――のいずれかを採ることとされている。こ
れらの措置のうち、大半の企業は(2)の「継続雇用制度の導入」を
採用するケースが多いとみられている。65歳の継続雇用制では、6
5歳までの雇用が確保されれば、60歳以降の雇用形態は問われない
からだ。したがって、60歳で定年退職した者を正規社員とは異なる
条件で再雇用することもできる。また、労使協定によって、労使の合
意があれば、継続雇用の対象者を限定することもできる。
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◆ 「 ベストを尽くすとは 」 ◆
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仕事が思い通りに進まない時、一生懸命仕事に打ち込んだのに悪く
言われた時、人は引っ込み思案になって悩むかもしれない。
女性新入社員Aは、行動にやや機敏性を欠くためか、先輩や同僚か
ら「呑み込みが遅い、うっかりミスが多い」等と悪く言われて悩んで
いた。Aは欠点を直そうと努力したが、急いで仕事をしようとすると
慌ててしまって余計にミスしてしまったり、心を無理に落ち着けよう
として仕事が停滞したりした。欠点を意識すると、自分の行動に対し
て臆病になってしまったのである。
転機は、来客にお茶を給仕しようとして、誤って机の上にお茶をこ
ぼしてしまった時だった。Aは必死になって何度も謝ったが、別室で
上司から注意されることになった。
「あなたは仕事を一生懸命やると心掛けているようだが、心の中と
必要な行動が合わないようだね。例えば、お茶をこぼしたような場合
は、謝ることより始末をしっかりすることの方が先だよ。結局、Bさ
んがすぐ気づいて拭いていたじゃないか。自分の立場を守ることに慌
てるよりも、その時に必要な行動をすることが大切なんだ」
Aはたちまち気づいた。即ちいくら心の中で一生懸命働いていると
考えても、それに沿った行動が伴わなければベストを尽くしていると
は言えないということである。