■■ Weekly Fax News 416 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 自動車税『月割計算』の変更 ― 東京都がPR 」
(2)「 商売の福運を育てる 」
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◆ 「 自動車税『月割計算』の変更 ― 東京都がPR 」 ◆
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東京都は今、「平成18年4月1日から、自動車税の月割計算が変
わります」と広報している。
東京都によると、自動車税は、「4月1日現在に記載されている所
有者(割賦販売の場合は使用者)に1年分が課税されます。現行では、
年度途中に県域を越えて(例えば、東京都⇔他府県)自動車のナンバ
ーが変わった場合、月割計算によって還付や新たな課税が行われます。
改正後は、年度途中に県域を越えて自動車ナンバーが変わっても、月
割計算による還付や新たな課税は行われなくなります」としている。
自動車税の納期は、5月(納期限は5月31日)。東京都は、「平
成18年度の自動車税の納税通知は5月1日に送付します」と言って
いる。
ところで、東京都は、かねてより、自動車税の徴収率向上に努めて
いる。東京都の場合納期限を過ぎ、再三の催告にも応じない自動車税
の納税者は、昨年5月末で、約8万9,000台にのぼっており、滞
納額は累計で約34億円に達している。このため、東京都では、滞納
者の自動車を差し押さえる作戦を展開している。その手段は、金具で
タイヤを固定し、自動車を動かせなくする「タイヤロック」をかける
ものだ。滞納者は、税額を納めないと、自動車の使用ができないとい
う強力作戦である。
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◆ 「 商売の福運を育てる 」 ◆
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人生も同様であるが、商売を考える上で大変重要な要素として天地
人(天の時、地の利、人の和)がある。
「天の時」とは、景気の好悪・風俗流行・天変地異などを指し、運
不運と言ってもよい。「地の利」とは、その場所から受ける恩恵であ
り、立地条件などを指す。「人の和」とは、人と人のつながりであり、
組織やお客様との人間関係・人脈などを指す。
商売がうまくいってない人は、「天の時」に見放されてどんなに努
力しても無駄に思えてくる。反対に、商売がうまくいっている時は、
難無く思い通りになると考える。
しかし、大事なことは、「天の時」は同じ状態がずっと続かないと
いうことである。したがって、「天の時」に依存していれば、結果と
して運命に振り回されることになる。
福運に恵まれず収穫が少ない時は、種を蒔いたり苗木を植えたりす
る他はない。米沢藩主上杉鷹山公は、政治的不運や凶作飢饉によって
窮乏した藩財政の立て直しを漆・桑・楮の苗を数百万本も植えたり米
沢織物の殖産興業を奨励したりして乗り切った。
「天の時」は依存して待っているものではなく、日頃から準備して
育てるものである。商売の福運は、店主自ら修養することは当然、店
員を教育したり品揃えや人脈を工夫したりするなどして招くものであ
る。