■■ Weekly Fax News 466 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 年金受給手続き ― 請求書、事前に手元へ 」
(2)「 店員の声 」
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◆「 年金受給手続き ― 請求書、事前に手元へ 」◆
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公的年金は、受給年齢になったら自動的に支給されるわけではあり
ません。自分で請求手続きをする必要があります。また、受給が始ま
ってからも、状況に応じて必要になる手続きがあります。
社会保険庁は2005年から、受給年齢を迎える直前に、年金請求書
を送付する仕組みを導入しました。請求書には年金の加入歴などが印
刷されています。確認して添付書類とともに返送すれば、手続きは完
了です。請求書が送られてくる時期は、厚生年金を60歳から受け取
れる人だと、60歳になる3ヵ月前。厚生年金の受給が65歳からの人
や、基礎年金だけの人は、65歳になる3ヵ月前です。
60歳代前半で厚生年金を受け取り始めた人も、65歳になる時点で、
改めて請求手続きが必要です。基礎年金の受給が65歳から始まる
ためです。そのための請求書が、65歳の誕生月に送られてくるので、
その月末までに提出します。なお、60歳の3ヵ月前に請求書が送付
されない人には、代わりに加入状況などの「お知らせ」のはがきが送
付されます。60歳ではまだ厚生年金を受給できない人や、基礎年金
の受給に必要な加入期間を満たしていないと思われる人が該当します。
いったん年金の受給が始まった人も、従来は毎年1回、生存確認の
ための届出(現況届)をする必要がありました。しかし、2006年10月
から住民基本台帳ネットワークを利用して生存確認をする仕組みが導
入され、原則として届出が不要になりました。厚生年金の受給者で、
65歳未満の扶養する配偶者がいる人は、「加給年金」という加算を受
け取っています。この場合は、毎年、扶養の関係にあることを確認する
届出が必要です。この他、引っ越した場合などにも手続きが必要です。
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◆「 店員の声 」◆
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30年代頃までは普通の光景だった、納豆売りや金魚売りの呼び声、
豆腐売りのラッパの音などはほとんど聞かなくなってしまった。当時
は、物売りの声が一日の時間帯を知る目安であったり、季節を実感す
る風物詩であったりしたような気がする。
ところで、今の店員は物を売るときにどんな声を出しているのだろう
か。青果物店としては比較的大きなA店では、若い店員が大きな声
で物売り声を出しながら働いている。独特の発声で、仕入先の産地を
言ったり、季節料理の材料に適していること等を叫んだりしている。
特に、開店時の声は数百メートル先から聞こえ、「今日も新鮮な野菜
と果物をたくさん用意してお待ちしております」という気持ちが体に響
いて来る。当然、A店は断然の地域一番店である。
筆者は接客指導の際、「いらっしゃいませ」にも言い方がたくさんあ
ることを説明する。例えば、店前を通行している人に言う時、入店して
来た顧客に言う時、顧客が店員に声をかけてきた時、商品を持って
顧客がレジに来た時など、店員の声の調子や顔の表情はそれぞれ違
うのである。店員が気を入れて働いているかどうかは、「いらっしゃいま
せ」だけで凡その見当がつくものである。顧客の店舗や店員に対する
評価や好みも、店員の声に大きく影響される。