■■ Weekly Fax News 488 ■■
―――― ◆ 目 次 ◆ ―――――――――――――――――――――
(1)「 交通事故にあったら届出が必要です 」
(2)「 アイデアを作る技術 」
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◆「 交通事故にあったら届出が必要です 」◆
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交通事故など、第三者の行為によってけがをした場合の医療費は、
原則として加害者が全額負担すべきものですが、届出をすることで国
保で医療機関にかかることができます。ただし、仕事中や通勤途中の
事故は労災が適用されますので対象となりません。
国保への届出
交通事故にあったら、すぐに警察に届けると同時に、保険年金課
にも「第三者行為による被害届け」の届出が必要です。
医療費は加害者が負担
交通事故など、第三者から傷害を受けた場合、その医療費は過失
のない限り加害者が全額負担するのが原則です。
国保で保険診療をした場合でも、加害者が負担すべき医療費は、
国保で一時立て替えて医療機関へ支払うだけですので、後日、国保
がその医療費を被害届に代わって加害者に請求します。
示談の前に
国保に届け出る前に示談をすると、その取り決めが優先して、加
害者に医療費を請求できないときがあります。示談をする以前に必
ず保険年金課へ連絡してください。
届出に必要なもの
・事故証明書(後日でも可)
・国民健康保険証
・印鑑
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◆「 アイデアを作る技術 」◆
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「良いアイデアはどのようにすれば出るのですか」という質問を経
営者から時々受ける。このような質問ををする時の経営者の心境は、
大きく分けて二通りあるようだ。
一つは、良いアイデアは何か特別な技法によって自然に湧いてくる
と考えていることである。もう一つは、良いアイデアは偶然のひらめ
きによって出てくるもので、その時の運不運によって決まると考えて
いることである。
質問に対する筆者の回答は「良いアイデアは、ありふれたアイデア
をできるだけたくさん考え出すことで形成される」というものである。
良いアイデアの創出は、何となく瞑想して稀に起こる幸運を待つこと
ではない。頭を働かせて必死に考え、浮かんでくる着想を次々に記録
しながら進めることである。
また、経営者から、「この問題を改善する良いアイデアを一つでい
いから教えてくれ」と言われた場合の筆者の常套句がある。「一つだ
けのアイデアは教えられないが、3つ以上ならば大抵何とかなるよ。
選択は社長にまかせるが」と。この技法は、部下からアイデアを集め
る時にも役立つ。アイデアの提出を1人1つだけ求めるのではなく、
3~5個以上求めるのである。アイデアはたくさん出してから選択す
べきものである。