■■ Weekly Fax News 487 ■■
―――― ◆ 目 次 ◆ ―――――――――――――――――――――
(1)「 都道府県別労働時間や給与 ― 厚生労働省が調査 」
(2)「 時間に関する習慣を変える 」
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◆「 都道府県別労働時間や給与 ― 厚生労働省が調査 」◆
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厚生労働省はこのほど、「毎月勤労統計調査地方調査 平成18年
年平均結果概要」を公表した。これは、事業所規模5人以上および3
0人以上の事業所について、全国および都道府県別の労働時間や給与
を調べたもの。
調査によると、事業所規模5人以上の総実労働時間の全国平均は1
50.9時間で、このうち、所定内労働時間が140.2時間、所定
外労働時間は10.7時間となっている。一方、現金給与総額は全国
平均で335,774円。このうち定期給与は272,614円、特
別給与は63,160円という内訳になっている。
給与を都道府県別に見ると、現金給与総額が最高だったのは433,
685円の東京。以下、神奈川の375,406円、愛知の363,
127円、大阪の363,017円、茨城の335,955円と続い
ている。一方最低は、沖縄の241,894円で、このほか、宮崎の
269,553円、熊本の269,609円などが低かった。
また、事業所規模30人以上についてみると、現金給与総額の全国
平均は384,401円で、内訳は定期給与が302,746円、特
別給与81,655円となった。
現金給与総額の最高は東京の489,455円、次いで神奈川の4
38,156円。最低は沖縄の278,588円であった。
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◆「 時間に関する習慣を変える 」◆
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「忙しい」が口癖の人を観察していると、毎日「全ての仕事」をす
ると考えているように見受けられる。しかも、何となく全ての事柄を
済まそうとして、結局重要な仕事をやり残すという傾向があるようだ。
さらに問題なことは、午前中の仕事の取り掛かりが遅いことである。
余りにも仕事の種類が多すぎて、どれから手をつけるべきかで迷う。
毎日午前中を無為に過ごしてしまう悪い習慣になっている場合すらあ
る。結果、午後が非常に忙しく、夜遅くまで残業したりする。原因を
簡単に言えば、仕事遂行の計画性が無いということだ。
大事なことは、少なくとも翌朝一番で取り掛かる仕事又は優先順位
を決めておくことである。毎日全ての仕事をやろうとしていては、忙
しいという気持ちが先立ち、選択に迷って仕事の着手が遅れる。しか
も、成果の大きい仕事(大抵は難しい仕事)を一日延ばしにする傾向
がある。
以上をまとめると、次のような時間に関する習慣を変える技法等が
有効と考える。
(1)前もって仕事の優先順位を明確にする
(2)朝一番で着手する仕事を決めておく
(3)難しい仕事や大きな成果が期待出来る仕事は、なるべく午前中
に取り組む
(4)優先度上位の仕事を一日延ばしにしない
(5)下位の仕事は出来なくても気にしない