■■ Weekly Fax News 749 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 改めて経済再生を最優先課題 ― 安倍総理年頭所感 」
(2)「 接待を受ける時の心得 」
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◆「 改めて経済再生を最優先課題 ― 安倍総理年頭所感 」◆
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安倍総理は平成25年元旦に年頭所感を発表した。衆議院選挙中よ
り強調していた経済再生を「安倍政権に課せられた使命」とし、「強
い経済」を取り戻すことを改めて喫緊の課題として取り上げている。
「日本にとって何より喫緊の課題は、デフレと円高からの脱却によ
る経済の再生です。最初の内閣に「日本経済再生本部」を設置し、早
急に緊急経済対策をとりまとめ、補正予算を編成するよう関係閣僚に
指示いたしました。新年早々に「経済財政諮問会議」を再起動し、来
年度予算や税制改正の作業も急ピッチで進めてまいります。」とし、
“大胆な「金融政策」、機動的な「財政政策」、民間投資を喚起する
「成長戦略」が経済再生の「三本の矢」”としている。また「頑張っ
た人が報われ、今日よりも明日の生活が良くなると実感できる日本経
済を取り戻すために」内閣の総力を挙げて、経済政策を行なう、と語
る。併せて「送れる復興、長引くデフレ、そして、我が国固有の領土・
主権に対する挑戦」を「危機的状況」とし、国民から失った政治への
信頼を取り戻すために、「スピード感と実行力」を持って対応すると
した。また、自民、公明、民主の「三党合意」に基づく社会保障・税
一体改革は継続するとした。
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◆「 接待を受ける時の心得 」◆
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「人の歓待は、冷めやすいものでござる。歓宴長くとどまるべからず
です」(出典:吉川英治著『三国志(一)』講談社発行)
接待を受けた時は最後まで(何を以て最後と言うか区々であるが)居
ないことである。長くなった接待は途中で自ら打ち切り、引き止めら
れてもお礼を言って去る。とんでもない「願い事」が出ないうちに、
話が出尽くしてお互い退屈しない内に、接待者も緊張が無くなって本
音を吐かない内に解散する。そもそも接待には「見返り」が付きもの
である。接待には通常数千円から数万円の費用と手間が掛かっている
から、費用や手間が大きくなればなるほど、当然見返りの期待も大き
くなるからである。この他に、接待を受ける時には次のような点に注
意すべきである。(1)ビジネスの場であることを忘れて、秘匿の経
営情報等を漏らさないこと(2)油断して軽い気持ちで約束をしない
こと。特に、文書を書いたりしないこと(たとえ名刺の裏でも)
(3)おだてられて実力以上の自慢話をしないこと。後日引き受けら
れない願い事を受けて困ることになる。また、相手に軽率な人物と侮
蔑されるかもしれない(4)特に、接待する人が複数で来た場合は
(付き人との面識が無い時はより慎重に)、何か重要な願い事や情報
収集の意図があると考える。