■■ Weekly Fax News 763 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 教育費贈与非課税 学校以外500万限度 ― 文科省 」
(2)「 長所と短所の順序 」
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◆「 教育費贈与非課税 学校以外500万限度 ― 文科省 」◆
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平成25年度税制改正では、子や孫に対する教育資金の一括贈与に
係る贈与税が最大1500万円まで非課税となる制度が創設されたが、
この教育資金の範囲が先般の文部科学省告示で明らかにされた。
学校等に直接支払われる、非課税の対象となる金銭には、○入学金、
授業料、施設費や試験の検定料 ○学用品費、修学旅行費、給食費、
等が含まれる。「学校等」には、学校教育法上の各種学校のほか、認
定子ども園や保育所、制度上位置づけられた国外の学校、日本人学校
等も該当。
また、支払う先が学校等以外でも、「教育のために支払われるとし
て社会通念上相当」であれば幅広く認められ、学習塾や家庭教師、習
い事における指導への対価や施設の使用料、その指導の場において必
要な物品を指導者を通じて購入する場合の費用が、500万円まで非
課税となる。
いずれも「直接」支払う場合に限られ、店舗での物品購入などは対
象とならない。ただ学校等で使用する学用品費や修学旅行費、給食費
のうち、業者に支払う代金については、学生の全部または大半が支払
うものと学校等が認めた場合には500万円までの非課税枠の対象と
される。金融機関に提出する領収書等については、文科省がHPで分
かり易く説明している。
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◆「 長所と短所の順序 」◆
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「あなたの長所と短所は何ですか」と聞かれて(又は記入させられ
て)、はて何と答えようか誰でも困ったことがあろう。
個人的な特性や商品の売り込み等においては、先に短所を言いつつ、
結論は長所で終了するように言う。「細かい事に気遣い出来ないこと
が欠点だが、性格が大らかで明るい事が長所」「これまでの商品より
値段がやや高いけれど、性能がグンとアップ」等(いわゆるマイナス・
プラス法)。ところで、上司が部下の営業姿勢や接客態度等を育成指
導(コーチング)するような場合は、先に部下の長所(褒め言葉)か
ら話を始めるべきである。例えば、「いつもながらエネルギー旺盛な
攻め口は君らしいな」「接客には君の今回のような毅然たる態度が必
要だな」等と部下の長所を認めた上で、問題点として「行き過ぎた売
り込みは相手によっては逃げてしまう事もあるよ」「(接客のクレー
ムが来ている時)お客様は一人一人違うから、我儘な要求もよく話を
伺って可能な限り協力することも大切だよ」等と指摘する。一般に短
所は上手に取り繕ってやる必要がある。他人の短所や商品の欠点に拘
りすぎると、人間関係が険悪になったり、営業先からの商品評価を下
げたりすることになる。特に、謙虚な態度のつもりで短所を強調する
ことは危険である。