■■ Weekly Fax News 792 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 金融庁、認定支援機関通じつなぎ融資活用促す-中企庁 」
(2)「 経営陣の和 」
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◆「 金融庁、認定支援機関通じつなぎ融資活用促す-中企庁 」◆
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中小企業庁では、認定支援機関に向けて中小企業・小規模事業者支
援事業におけるつなぎ融資の円滑化を促している。現状、中小企業等
から支援スキームにおける補助金交付までの間の事業資金に対するつ
なぎ融資を受けられるようにしてほしいとの要望があがっていること
を踏まえ、中小企業庁は金融庁へつなぎ融資への対応を改めて周知し、
認定支援機関へも中小企業等への対応として、迅速な金融機関への相
談を促すよう求めている。併せて、つなぎ融資の活用に関するパンフ
レットを掲載している。それによると、『認定支援機関のサポートに
より、商品やサービスを提供するビジネスにチャレンジする方に創業
補助金がご活用いただけます!』とし、起業・創業時に必要な費用の
3分の2を補助(最大で200万円)するとしている(募集期間:平
成25年9月19日(木)~12月24日(火)必着)。その際、「認定支
援機関」がサポートする補助金の申請から事業計画策定、実行を
進める折、事業上の資金繰り(本補助金に係るつなぎ融資を含む)
について、金融機関に早めの相談を促している。 「つなぎ融資」と
は、採択から事業完了後に補助金を受け取るまでの間、金融機関
から融資を行い、事業が円滑に進むよう支援を行うもの、としている。
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◆「 経営陣の和 」◆
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夫婦仲の大変良い事を「琴瑟相和す(きんしつあいわす)」と言う
が、経営陣が仲良く会社の運営をしている場合の実態と評価は大きく
分けて2つある。その一つは、社長や他の役員が各職の役割を忠実に
果たして、会社全体としての活力を発揮している理想的な姿である。
もう一つは、社長や他の役員が自分達の利益を優先し、愉快な仕事や
易しい仕事はやるが、痛みを伴う経営改善策や経費節減策等は誰も積
極的にやらない。お互いの仕事に関心が無いので、批判や干渉は少な
い。仲良くやっているように見えるが、実は経営陣が揃って怠慢経営
をしているのである。X社(婦人服チェーン店)では、社長以下5人
の役員が店舗別・機能別(経営企画・商品企画・資金・人事・販促)
に職務を分担している。つまり、各人が1~2の店舗(店長は別人)
と経営機能の1分野を受け持つ。また、3年ごとに店舗と職務を交替
することによって各人の能力が偏らずに向上することを狙いとする。
全役員が10年程で数店舗の運営と3分野の職務を経験するので、お
互いの苦心が理解出来るようになった。店舗の成績に関して競争し、
お互いの店舗運営手法や担当職務に強い関心を持つようになった。経
営陣がお互いの能力を補完しなければ、会社は伸びない事を実感して
いる。