■■ Weekly Fax News 795 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 欧米企業のミャンマー進出加速 ― 経済制裁の解除・緩和で 」
(2)「 情報の集め方と活用 」
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◆「 欧米企業のミャンマー進出加速 ― 経済制裁の解除・緩和で 」◆
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欧米企業のミャンマーへの進出が加速している。ミャンマーで20
11年3月に新政権が発足し、相次いで政治・経済改革を断行、それ
に伴い欧米が同国に対して経済制裁を解除・緩和したためだ。日本の
大企業に比べ、欧米の大企業の同国への進出スピードは早い。米国の
コカ・コーラやペプシコが昨年、ミャンマーで販売を開始。コカ・コ
ーラの同国での販売は約60年ぶりだ。また、コカ・コーラは現地企
業と合弁で工場を建設し、今年6月からコーラの現地生産を始めた。
デンマークの大手ビールメーカー、カールスバーグも現地企業と合弁
で工場を新設し、早ければ来年後半にもミャンマーでビールを販売す
る。自動車メーカーでは米国のフォード・モーターが現地企業と提携
し、10月にヤンゴン市内に販売店を開設した。また、また、米国の
ゼネラル・モーターズ(GM)も来年から同市でシボレーを売り出す
計画だ。ドイツのダイムラー・ベンツも4月から、サービスセンター
を立ち上げた。蘭英系の食品・日用品大手ユニリーバは7月から同国
で、「クノール」ブランドの粉末スープ、調味料の生産を開始した。
スイスの大手食品・飲料会社ネスレもコーヒーなどを生産する工場を
新設する計画で、ミャンマーへの欧米企業の進出は各分野で急速に増
えている。
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◆「 情報の集め方と活用 」◆
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以前、初めて行った町で屋号や図柄を右から左に書いたやや派手な
店頭看板を見つけた。戦前の看板にはよく見るが、現代ではほとんど
見ない。このような時、筆者はポケットに入れてある紙切れにメモを
取る。その時は面白いなと関心を持っても、時間が経てば大抵は忘れ
てしまうからだ。情報収集の仕方は各人様々であるが、経験上前もっ
て分類整理するような収集法は案外役に立たないと考える。例えば、
新聞や雑誌を見て偶然関心を抱いた記事を切り抜くことは良いが、情
報集めの義務感で新聞やインターネットに向っても、本当に役立つ情
報は少ない。たとえその時、切り抜いたりメモしたりしても情報に対
する驚きや緊要性が少ない為、ただ溜めておくだけになりがちである。
冒頭の話に戻るが、看板等の文字を右から左へ又は下から上へ書く効
果として、後日次のように考えた(看板を出した商店主の思惑と違う
かもしれない)。歩行者は右側通行だから、横文字は一番右の文字や
マークから目に入る、また歩行者の目線の高さは1.5m程だから、
縦文字は下から視界に入る、と。以上の発想が正しいかどうかはとも
かく、情報は必要性に気づいたらすぐ記録し、後からじっくり考えて
仕事や生活に活用出来るようにすることが大切である。