■■ Weekly Fax News 812 ■■
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◆「 25年度は4割増の433件 ―「金融円滑化法」関連倒産 」◆
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東京商工リサーチが集計した25年度の「中小企業金融円滑化法」
に基づく貸付条件変更後の倒産は433件で、前年度の305件に比
べ約4割も増加した。同法の終了から丸1年。全体の倒産が抑制され
る中、同法に基づく貸付条件変更後の倒産がなお増え続けていること
は、景気回復の動きが中小企業の末端までは波及していない現状を反
映している、と同社は分析している。3月単月では25件と2ヶ月連
続で前年同月を下回った。倒産件数を負債額別に見ると、最多が1億
円以上5億円未満の219件(前年度比58.6%増)。5千万円未満
の小規模・零細企業も52件(同85.7%増)と前年度に比べ8割
も急増。産業別では製造業が127件(同44.3%増)で最も多く、
全体の約3割を占めた。次いで、建設業87件(22.5%増)、卸
売業75件(56.2%増)、サービス業他62件(93.7%増)、
小売業41件(46.2%増)、運輸業23件(4.5%増)と続く。
形態別では、消滅型の破産が272件(44.6%増)で最も多く、
全体の6割を占めた。一方、再建型の民事再生法は34件(前年度2
1件)にとどまった。金融円滑化法に基づく貸付条件変更を利用した
企業では、業績不振から事業継続を断念するケースが多いことが明ら
かになった。
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◆「 話を聞く姿勢 」◆
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「心ここに在(あ)らざれば視(み)れども見えず、聴けども聞こえず」
と言うが、自分が話す事柄に熱心な人は多いが、他人の話を聞く事に
熱心な人は意外に少ないものだ。
寺田寅彦(1878-1935)の随筆に、こんな文章がある。
「眼は、いつでも思った時にすぐ閉じることができるようにできている。
しかし、耳のほうは、自分では自分を閉じることができないようにでき
ている。なぜだろう。」(岩波文庫『柿の種』所収)。対話した事後の
感想であるが、熱心に話す人よりも熱心に耳を傾けて聞いてくれる人に、
一般により好意と感謝を抱くようだ。特に、指導を職務とするような人
(例えば、コンサルタントや税理士・弁護士・教師等)は、自分が話す
時よりも相手が話す時により注意して耳を傾けないと困る。相手があま
り話さず、こちらが一方的に話している時は、話の内容に関心や興味が
無い・話が理解又は共感出来ない・指導に賛成出来ない等の場合も珍し
くないからだ。相手が話し始めたら、とにかく熱心に耳を傾ける。話の
腰を折るような発言を控え、反論や間違いの指摘等は堪こらえて話を聞
く。賛成する時は相槌を打ったり、重要と思う発言はメモを取ったりす
る。そして相手が一段落したら、こちらの話を少しずつ加えることが
「聞き上手」である。