■■ Weekly Fax News 887 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 消費税2%相当限度に還付 日本版軽減税率案―財務省 」
(2)「 『思いつき』の情報源 」
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◆「 消費税2%相当限度に還付 日本版軽減税率案―財務省 」◆
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財務省は先般、食品表示基準の適用を受ける「酒類を除く飲食料品」
及び外食サービスを対象の基本とする軽減税率制度の方向性をまとめ
た。各個人は店頭で10%の消費税を支払うが、個人番号カードを提
示し、機械で公的個人認証用の符号が読み取られることで還付ポイン
トを取得。政府内に設置する「還付ポイント蓄積センター(仮)」に
購入情報が送付され、各個人は振込口座を登録し還付を申請する。低
所得者世帯が対象品目に払う年間の消費税2%相当額を参考に、還付
限度額を設定する。
店頭で既に食料品などに軽減税率を適用しているEU諸国では、事
業者がインボイスを含む区分経理の仕組みを導入することが不可欠。
高所得者にも負担軽減の効果が及び、失われる財源が大きくなる。
日本版では経理事務を大幅に変える必要がないほか限度額の設定に
より有効な低所得者対策と言え、財源の流出にも歯止めがかかる。一
方で蓄積センターの運営、読取り機の設置など行政や小売り業者に生
じる負担、外出の際のカード携行に係る消費者の煩わしさや危険性も
否定できない。
財務省は引き続き検討し、来年度与党税制改正大綱で決める予定。
個人情報保護や情報セキュリティー対策に万全を期すとともに、利用
者の利便性に最大限配慮する。
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◆「 『思いつき』の情報源 」◆
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仕事に限らず、日常生活の工夫であっても、フト思いつくことによ
って何かの問題解決に役立つことがある。その情報源の代表は、テレ
ビ・新聞・インターネットであるが、その機会は、「風呂に入ってい
る時」「散歩をしている時」「電車から風景を見ている時」等のこと
もある。「通勤電車から見ていた某製鋼会社の工場が急速に大きくな
ったので初めて株を買ったところ、大儲けした」と言う話を聞いたこ
とがある。
その他情報源には、書物(本屋や図書館)・雑誌・ラジオ・人脈・
研修会・見学・海や山等の風景・家族や同僚等の話・旅行中の見聞や
体験・学校での勉学・店舗や街中の景観…等、いくらでも挙げられる。
「思いつき」に役立つ情報源は、分野(スポーツ・芸能・文化・政治
経済・経営・技術・医療等)によって異なる。問題解決につながるよ
うなアイデアの思いつきは、日頃の情報収集努力の賜物である。欲し
い情報を偶然手に入れることを期待するだけでは長続きしない。常に
問題意識と解決に必要な情報収集手段を明確に持つべきである。情報
収集法の一つとして、戦略的手法がある。各自の情報収集力に限界が
あると考えれば、優先する情報源を限定することである。例えば、
「インターネットと人脈」「新聞と実地研修」を中心にする等である。