■■ Weekly Fax News 860 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 正社員不足、企業の4割弱に ― 非正社員は4社に1社 」
(2)「 意思決定のスピードアップへ
― タイムリーな情報共有の重要性 」
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◆「 正社員不足、企業の4割弱に ― 非正社員は4社に1社 」◆
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帝国データバンクがこのほど発表した「人手不足に対する企業動向
調査」結果によると、「正社員が不足している」と回答した企業は4
割弱に上っている。また、「非正社員が不足している」と答えた企業
は4社に1社だった。この調査は今年1月19日から31日まで、全
国2万3402社を対象に実施した。回答率は46.1%だった。企
業の37.8%で正社員が不足しており、業種別では「情報サービス」
が59.3%で最も高かった。以下、「建設」(54.6%)、「医
薬品・日用雑貨品小売」(53.6%)、「放送」(53.3%)、
「旅館・ホテル」(52・8%)、「人材派遣・紹介」(52.6%)、
「運輸・倉庫」(50.0%)などが続いている。
非正社員が不足していると回答した企業は24.1%だった。業種
別では「飲食店」(55.0%)、「旅館・ホテル」(54.3%)、
「飲食料品小売」(53.9%)が50%を超えている。以下、「人
材派遣・紹介」(48.9%)、「娯楽サービス」(48.3%)な
どの順となっている。特に、「娯楽サービス」(2013年12月実
施の前回調査比15.6ポイント増)や「飲食料品小売」(同12.
2ポイント増)、「旅館・ホテル」(同8.8ポイント増)などで、
人手不足が大幅に拡大している。
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◆「 意思決定のスピードアップへ
― タイムリーな情報共有の重要性 」◆
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プロジェクト推進におけるコミュニケーションの方法として考えら
れることは、全体会議とメーリングリストによる情報共有がある。全
体会議はフェースtoフェースの意見交換による直接的な現状確認や
議論の場として有効である。ただ、スピード化を目標とすると、タイ
ムリーに情報共有するには効果的ではない。メーリングリストは、全
員に情報を提供し、情報共有に利便性を発揮するが、詳細な意図を伝
えるには難点がある。プロジェクトをスピーディーに推進するために
は、この方法をうまく使い分けて効果を上げる必要がある。
プロジェクトで求められることは、常に最新状況を全員で共有する
ことである。そのためには、最新情報を素早く全員に伝達する心がけ
が必要であり、その都度メーリングリストを利用した情報の発信を行
うことが必須である。早期の打ち合わせが必要になる場面が増えるが、
まずはメーリングリストを用いて意思を伝達し、情報を共有すること
が望ましい。その上で全体会議では進捗等の情報共有を前提として、
更に詳細の報告や今後の方向性および工程ごとの意思決定の場として
活用したい。
タイムリーな情報共有および時系列の記録を残すことで、迅速・適
格な判断につながりプロジェクトの効果が発揮される。