■■ Weekly Fax News 857 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 中小企業の資金繰り等支援 ― 円安対策や創業・承継に 」
(2)「 信頼回復の好機 」
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◆「 中小企業の資金繰り等支援 ― 円安対策や創業・承継に 」◆
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中小企業庁は、このほど成立した「平成26年度補正予算」を踏ま
え、中小企業・小規模事業者に対する以下の資金繰り支援や事業再生
支援を実施する。運用開始は2月16日(月)より。
【制度概要】
1.「原材料・エネルギーコスト高対策パッケージ融資」
(1)「セーフティネット貸付」の継続・拡充(運転資金):
利益率の低下や厳しい業況で認定支援機関等の支援を受ける
場合に、金利最大0.6%(小規模事業者は最大0.8%)
引き下げ。⇒
貸付限度額:中小企業事業・商工中金7億2,000万円、
国民生活事業4,800万円
(2)「省エネルギー促進融資」の創設:
省エネルギーに資する施設等を取得・推進する場合に、金利
0.65%引き下げおよび別枠の貸付限度額とする。⇒
貸付限度額:中小企業事業7億2,000万円、国民生活事
業7,200万円
2.創業支援・地方創生関連等
(1)「創業支援貸付利率特例制度」の創設:
創業前や創業後1 年以内の場合に、金利を0.2% (女性や
若者、U/Iターンによる創業者は0.3%)引き下げ。
(2)「事業承継・集約・活性化支援資金」の創設:
事業の承継等に当たり、安定的な経営権の確保等を行う場合に、
金利を0.4%引き下げ。⇒
貸付限度額:中小企業事業7億2,000万円、等。
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◆「 信頼回復の好機 」◆
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ある明治維新の元勲は、もらった手紙の宛名の一字の篇(へん)が
違っていたことに腹を立てて、差出人の出入りを禁止したそうだ。こ
んな経験は無いだろうか。「うっかり切手を貼らないで手紙を出した」
「突然挨拶を指名されて、支離滅裂だった」「1日の約束を17日と
聞き間違えた」等。
以上は「うっかりミス」のような事柄が多いが、ビジネス上の信頼
関係はこのような小さな要因によって日々形成されていくのではなか
ろうか。悪い事ばかりではなく、小さな誠意が信頼獲得の好機になる
こともある。例えば、「名刺を切らしたので、翌日郵送した」「商売
上受けたどんな親切にも、必ず礼状(ハガキ等)を出す」等である。
ところで、信頼関係にはマイナス要因になるはずの出来事が、対応に
よってはより信頼が強固になる場合もある。典型はクレーム処理であ
る。クレームを付けるお客は、相手の落ち度を探して責任を追及する
ものだ。このような時は途中で口を挟まず、お客の話を素直に聞いた
後に説明や謝罪をすることが大切だ。上手な対応は、お客の信頼を回
復する好機となる。同様の信頼回復は、「遅刻は事前に連絡をする」
「納品の間違いに最優先対応する」「電車トラブルの際に原因や復旧
の見通しを繰返しお知らせする」等の時にも好機となる。