■■ Weekly Fax News 374 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 新創業融資 ― 無担保で750万円まで 」
(2)「 仕事のくせ 」
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◆ 「 新創業融資 ― 無担保で750万円まで 」 ◆
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中小企業庁は、「しっかりしたビジネスプランをもった創業者を無
担保・無保証人で支援する『新創業融資制度』があります」と広報し
ている。新規開業者は、業績が乏しく、金融機関等の評価が難しいた
め、融資が受けにくく、共通の悩みとして「資金不足」を抱えている。
この制度は、こうした悩みを救う目的で設けられている。制度の融資
対象は、「新たに開業する人」、「開業はしているが、税務申告の二
期を終えていない人」である。さらに、雇用創出、経済活性化、勤務
経験、習得技能などについて、次のいずれかの要件を満たしているこ
とが必要。(1)雇用の創出を伴う事業を始める人(2)技術やサー
ビスなどに工夫を加え、多様なニーズに対応する事業を始める人(3)
現在、勤務している企業と同じ業種の事業を始める人で、次のいずれ
かに該当する人。△現在の企業に継続して6年以上勤務している人△
現在の企業と同じ業種に通算して6年以上勤務している人△大学など
で修得した技能と密接に関連した職種に継続して2年以上勤務してい
る人でその職種に密接に関連した業種の事業を始める人。融資限度額
は、750万円。返済期間は、運転資金5年以内(うち据置期間6か
月)、設備資金7年以内(同)。利率1.55%(基準利率)+1.
2%。担保・保証人不要。
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◆ 「 仕事のくせ 」 ◆
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仕事の進め方は個人差が大きいが、多くの人の悩みに「朝、仕事に
予定通り取り掛かれない」というものがある。前日の整理をしたり、
打ち合わせをしたりしているうちに午前中が終わってしまうこともあ
る。これは仕事を遂行する上で優先順位を守らないクセであり、効率
の悪い職場全体のクセになっている場合もある。
平生は余り忙しくない人や職場が、月末や締切間際になると超多忙
になる場合がある。仕事を引き受けても当初は真剣に取り組まず、期
限が迫ると慌てるクセである。仕事を計画的に遂行する習慣が無い。
重要な仕事は、期限までの期間を3期くらいに分割して行うと良い。
部下に仕事を与えても、報告がいつもナシのつぶてになる場合があ
る。痺れを切らして、あの仕事はどうなったと聞くと、「済んでます
よ」と平然と応えるクセである。仕事の進行状況を報告させることは
当然、期限を明確にして命令をすること、大きな仕事には中間報告を
求めることが必要だ。
一番困るのが、必要ない残業をするクセである。8時間勤務で足り
る仕事を10時間かけてやる。上司がやれば部下が困り、部下がやれ
ば上司が困る。最悪は「付き合い残業」である。日常的に残業をする
ことは、職場の恥くらいに考えるべきかもしれない。