■■ Weekly Fax News 444 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)『 損害保険協会 ―「損保料控除」年末廃止を広報 』
(2)「 失敗を予知する言動 」
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◆『 損害保険協会 ―「損保料控除」年末廃止を広報 』◆
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(社)日本損害保険協会はいま、「地震保険料控除の創設について」
とするPRを行っている。地震保険料控除は、平成18年度税制改正
で創設された措置である。その内容は、(1)従来の損害保険料控除
を改組して次の地震保険料控除を創設する(2)居住者等の有する居
住用家屋・生活用動産を保険又は共済の目的とし、かつ、地震等を原
因とする災害等による損害に基因して保険金又は共済金が支払われる
地震保険契約に係る地震等相当部分の保険料又は掛金の全額をその年
分の総所得金額等から控除する(最高5万円)(3)経過措置として、
平成18年12月31日までに締結した長期損害保険契約等について
は、従前の損害保険料控除を適用する(最高1万5千円)(4)上記
(2)と(3)を適用する場合には、合わせて5万円とする(5)上
記の改正は、平成19年分以後の所得税について適用する――などと
いうものである。日本損害保険協会は、この地震保険料控除について
「地震保険料控除が創設され、国税は2007年(平成19年)分以
後の所得税、地方税は2008年度(平成20年度)分以後の個人住
民税について適用されます。また、現行の火災保険・傷害保険等に対
する損害保険料控除は、2006年(平成18年)12月末をもって
廃止となります」などと広報している。
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◆ 「 失敗を予知する言動 」 ◆
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A営業マンの朝の口癖は、「どうも、今日も売れないだろうな」で
ある。そして夕方、予知した通りになって帰社する。その会社は飲食
店に厨房設備を売り込むことを仕事にしているが、各人の営業成績に
は大きなバラツキがある。Aの成績は、入社以来3年間ずっと低迷し
ている。
ある時、営業指導員がAに同行して観察したところ、次のような問
題に気付いた。
第一に、店主に商品説明した後で、「今の説明だけでは良く分から
なかったですよね」と、常に自信のない同意を求める。
第二に、店主が少しでも考え込んでいると、「次々に新しい設備が
出るから、無闇に導入したら店が持ちませんよね」と、購入に否定的
な判断を下す。
第三に、店主が設備の特徴を質問すると、「機能は高度ですが、価
格が高いのが問題です。使い勝手が便利になりましたが、嵩張るのが
不便ですね」と、マイナス思考(プラス要素、次にマイナス要素の順
に)で話す。
Aは意識していないが、「この商品が特別良いものとは思わない」
「自分には店主を説得する力がないから、売れるはずがない」という
信念を抱いているように見えた。
失敗を予知して自信のない言動をすれば失敗し、必ず成就すると信
じて行動すれば成功確率は高まるものである。