■■ Weekly Fax News 498 ■■
―――― ◆ 目 次 ◆ ―――――――――――――――――――――
(1)「 源泉徴収のあらまし ― 国税庁まとめる(H19年) 」
(2)「 寸陰を惜しむ 」
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◆「 源泉徴収のあらまし ― 国税庁まとめる(H19年) 」◆
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国税庁はこのほど、「平成19年6月 源泉徴収のあらまし」として、平成
19年度の税制改正により行われた、源泉所得税関係についての改正を
まとめている。改正項目は以下のとおり。
平成19年適用開始年(年分)
1.住宅借入金等特別控除の控除額の特例の創設
2.源泉徴収の対象となる報酬・料金等の範囲への通訳料の追加
3.e-Taxを使用して所得税徴収高計算書を提出する場合の電子署名
の省略
4.源泉徴収関係書類(給与所得者の扶養控除等申告書等)の電子提出
6.適用期限の延長関係
(1)上場株式等の配当等に係る軽減税率の特例及び上場株式等に
係る譲渡所得等の軽減税率の特例
(2)上場会社等の自己の株式の公開買付けの場合のみなし配当課
税の特例
7.信託法の改正に伴う所要の整備
(1)特定受益証券発行信託及び法人課税信託の収益の分配等
(2)信託財産に係る利子等の課税の特例
8.償還差益に対する発行時源泉徴収免除の対象となる短期公社債の
追加
9.生命保険料控除の対象となる生命保険契約等の追加
12.前年度以前の税制改正事項のうち平成19年以後に適用される主な
もの
(1)地震保険料控除の創設(損害保険料控除の改組)
(2)障害者等の郵便貯金利子の非課税制度の廃止(適用開始平成
20年分は省略)
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◆「 寸陰を惜しむ 」◆
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古人は過ぎ去った時間を惜しんで、その気持ちを様々な表現で吐露して
いる。
最もよく聞く言葉が、「光陰矢のごとし」であろう。他にも、「歳月人を待た
ず」「白駒の隙(げき)を過ぐるがごとし」「光陰に関守なし」等、有名な言葉
がたくさんある。
X社(建設業、社員約60人)では、全ての会議に時間制限を設けている。
原則は最大20分で、事前に社長の許可を取った場合に限り40分まで認
める。役員会も例外ではない。X社が時間管理に厳しいのは、現社長の
祖父(創業者)からの慣わしで、「時間を惜しむ会社は決断と行動が早く、
計画的に仕事を遂行するので事業効率が良く、社員の気力が充実してい
るから現場の事故も無い」という信念を持っている。
さらにX社では時間を大切にすることによって、単に時間の節約になる
だけでなく、次のような余録があるという。
(1)短時間の会議で決定する為に、事前の準備を十分に行う。また、
会議は真剣勝負である(居眠りが出る前に終了する)。
(2)短い会議は5分で終わり、数分の遅刻が不参加で致命的になる
為、各自が自分の行動計画を厳密に管理している。
(3)X社は業界内で決定と行動が早いという定評があり、発注元だ
けでなく、下請けや下職からも非常に信頼されている。