■■ Weekly Fax News 518 ■■
―――― ◆ 目 次 ◆ ―――――――――――――――――――――
(1)「 確定申告を間違えた場合 ― 国税庁が対応策を広報 」
(2)「 小さな成功の積み重ね 」
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◆「 確定申告を間違えた場合 ― 国税庁が対応策を広報 」◆
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国税庁はこのほど、広報参考資料として、「確定申告が間違ってい
たとき」と題し以下のような対応を呼びかけている。
(1)税額を多く申告していたとき:
「更正の請求」をして正しい税額への訂正を求めることができ
ます。請求内容が正当と認められたときは、正しい税額に減額
されます。
【手続】更正の請求書に必要事項を記入して、所轄の税務署長に
提出してください。
【期間】原則として、確定申告書の提出期限から1年以内です。
(2)税額を少なく申告していたとき:
「修正申告」をして正しい税額に修正してください。なお、修正申
告によって新たに納める税額は、修正申告書を提出する日(納期
限)までに延滞税と併せて納めてください。
【手続】修正申告書に、必要事項を記入して所轄の税務署長に提
出してください。
【期間】税務署から更正を受けるまではいつでもできますが、修
正申告によって納める税額には、法定納期限の翌日から
納付する日までの期間について延滞税がかかります。ま
た、修正申告をする場合や、税務署長が更正を行う場合
には、新たに加算税が賦課される場合があります。
(3)確定申告を忘れていたとき:
直ちに申告をしてください。期限後申告をしたり、申告をしない
ために税務署から決定を受けたりすると、加算税が賦課され
る場合があります。
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◆「 小さな成功の積み重ね 」◆
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仕事への自信は、小さな成功を積み重ねることによって形成される
ものである。
毎年4月になると、指導先に入社した新卒社員から仕事上の悩みを
聞く。例えば、小売店であれば、「お客さまへの挨拶や説明が上手に
出来ません。私には販売や接客の素質がないんでしょうか」等。
二宮尊徳(金次郎)は田畑の雑草取りについてこんなことを言って
いる。「草取りの順序は、まず楽に除草できる田畑から片付け、状況
のひどい田畑は後回しにする。除草が大変な田畑から片付けようとす
ると、楽な田畑もひどい状況になってしまう」
新入社員の接客教育については、お辞儀・挨拶・接客言葉・表情・
態度・姿勢・歩き方・手振り身振り等について、当たり前と省略せず
初歩から指導する。どんなに礼儀正しい若者であっても、一般に正式
なお辞儀や接客言葉等知らないものである。アルバイトの経験が多い
ほど、間違った接客がくせになっている場合が珍しくない。
いきなり接客の達人を目指すのではなく、お辞儀や挨拶等の方法を
習得することによって、仕事への自信が徐々に湧くのである。
困難な仕事と取り組むような場合も同様である。まず比較的小さい
容易な部分から初めて、自分は必ず出来るという自信を深め、次第に
難しい仕事に取り組むのである。