■■ Weekly Fax News 524 ■■
―――― ◆ 目 次 ◆ ―――――――――――――――――――――
(1)「 19年度現金給与 ― 総額は0.3%減少 」
(2)「 暇は作って活用するもの 」
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◆「 19年度現金給与 ― 総額は0.3%減少 」◆
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厚生労働省はこのほど、「毎月勤労統計調査」の平成19年度平均
統計表を公表した。それによると、月間現金給与額は、事業所規模5
人以上平均で331,077円となり、前年より0.3%減少した。これは、
「決まって支給する給与」が270,159円で前年比0.2%増であったも
のの、「特別に支払われた給与」が60,918円と2%の減少となった
ため。
産業別には、電気・ガス業が587,390円と最も高く前年比1%の増
加。低いのは飲食店・宿泊業で、0.2%増加の142,519円。なお、
これを事業所規模30人以上でみると、平均では378,875円で前年
度比0.1%の増加となっている。
また月間実労働時間および出勤日数をみると(事業所規模5人以上)、
平均で150.6時間(前年度比0.5%減)、19.4日(同0.1日減)と
なった。労働時間・出勤日数の多い業種は運輸業の178.3時間
(同0.6%増)、鉱業の21.6日(同0.5%)。また、労働異動率を
みると、入職率は平均で2.17%、離職率は平均で2.09%。これを
業種別にみると、入職率・離職率ともに飲食店・宿泊業が最も高く、
それぞれ4.35%(同0.24ポイント減)、4.24%(同0.29ポイント
減)であった。
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◆「 暇は作って活用するもの 」◆
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仕事や目標達成が出来ない言い訳に、「暇が出来たら取り掛かる」
というものがある。朝から晩まで忙しいという言葉を連発し、1週間、
1ヶ月、1年が瞬く間に過ぎてしまう。暇の有効活用は、「暇な時間
が出来たらこれをする」ではなく、「暇な時間を作ってこれをする」
という決意が大切である。度々引用する、中国明代末期の『菜根譚』
(今井宇三郎訳注、岩波文庫)に、次の文がある。「忙しい時に暇を
ぬすみたいと思うなら、まず暇な時に、心の置きどころというものを
尋ね求めておくがよい。」
そこで、暇な時間は自らが作ってこそ、活用の見込みがある。具体
例として、
・1時間の早起きをして好きな読書(仕事・勉強・運動などでもよ
い)をする。
・昼休みの食事を30分で切り上げ、30分ほどの昼寝・運動など
をする。
・毎週土曜日はボランティア活動(趣味活動・スポーツなどでもよ
い)に参加する。
また、暇を作っても、「雑談をだらだらする」「内容の無い長電話
をする」「終業後の誘いが断れない」「先延ばしの予定変更をする」
などは、暇を消し去ってしまうものである。大事なことは、暇を活用
する優先順位を守り、無駄遣いしないことである。結局、暇は自らが
作るもので、暇の活用は予め用意が無ければ出来ないものである。