■■ Weekly Fax News 540 ■■
―――― ◆ 目 次 ◆ ―――――――――――――――――――――
(1)「 民間給与実態統計調査 ― 不動産業トップから8位へ 」
(2)「 『 鉛筆と紙 』の効用 」
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◆「 民間給与実態統計調査 ― 不動産業トップから8位へ 」◆
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国税庁はこのほど、平成19年分民間給与実態統計調査結果について
公表した。
1年を通じて勤務した給与所得者数は、4,543万人(対前年比1.3%、
58万人増加)であり、男性2,782万人(同1.3%、37万人増加)、女性
1,761万人(同1.2%、21万人増加)となっている。
また、給与総額は、198兆5,896億円(同1.8%、3兆5,743億円
増加)となり、平均給与は、437万円(対前年比0.5%、2万円増加)で、
男性542万円、女性271万円となっている。また、平均給与の内訳は、
平均給与・手当369万円(0.2%、9千円増加)、平均賞与69万円
(同2.2%、1万5千円増加)で、業種別にみると、最も高い平均給与は
金融・保険業の691万円で、次いで情報通信業の630万円、低いのは
飲食店・宿泊業の273万円となっている。不動産業は前年1位から8位に
下落した。源泉徴収により所得税を納税している者は、3,881万人(対
前年比1.4%、52万人増加)で、割合85.4%となっている。
また、その税額は8兆7,575億円(同11.5%、1兆1,350億円減少)
となっており、納税者の給与総額に占める税額の割合は4.69%となって
いる。
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◆「 『 鉛筆と紙 』の効用 」◆
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鉛筆(ボールペンでも良い)と紙をいつも持っているだろうか。ふ
とアイデアが浮かんだ時や物事を見聞した時などにメモを取るためで
ある。
どんなすばらしいアイデアを着想しても、記録しないものはやがて
忘れるものである。少なくとも、情報が蓄積されて後日活用される可
能性は減少するであろう。
経営者等と対話していて気づくことは、こちらの話を真剣に聞く人
ほど、鉛筆と紙を用意しているものである。必要に応じてメモを取り
ながら(つまり、情報を整理しながら)対話している。鉛筆と紙を用
意して対話することには、次のような効用がある。
(1)相手の話を整理しながら(特に数字や固有名詞等)聞くので、
話が理解し易くなる。
(2)一般に、話し相手がメモを取っていると、自分の話を真剣に聞
いているという印象をもってもらえる。
(3)メモが記録や証拠として残り、後日の活用が期待できる。特に、
他の人に報告や説明をする場合に有効である。また、失念によ
る仕事上のうっかりミスが少なくなる。
(4)最大の効用は、情報の蓄積と活用である。
前述のように、人はどんな見聞をしても徐々に忘れるものである。
しかし、メモを見ればその見聞やアイデアを思い起こし、タイミング
良く活用出来るかもしれない。