■■ Weekly Fax News 649 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 年末に向け支援強化 ― 中小企業金融で中小企業庁 」
(2)「 特技の修得と活用 」
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◆「 年末に向け支援強化 ― 中小企業金融で中小企業庁 」◆
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中小企業庁は、資金需要が高まる年末に向け、中小企業に対する金
融支援強化策を実施中だ。その柱は
(1)借り換え・条件変更の推進
(2)既存の資金繰り対策の積極的な利用(新規資金ニーズへの対応)
(3)金融機関に対する中小企業金融の円滑化に向けた配慮要請
(4)相談窓口の拡充(5)全国各地での意見交換の実施
の5項目。規模は総額15兆円。
年末に向けて中小企業では既往債務の一本化、条件変更、追加借入な
どの借り換えの重要性が高まる。これに対応するため、信用保証協会に
よる「借換保証」や日本政策金融公庫などによる借り換え融資の積極的
利用を勧める。
(2)では景気悪化で一時的に状況が悪化している企業を対象とする
「セーフティネット貸付」や「危機対応貸付」の利用促進を図る。
(3)では公的金融機関や民間金融機関の代表者を一堂に集めた会合
を開催。中小企業金融の円滑化に向けて万全を期すよう要請した。
(4)では12月初旬まで全都道府県で「ワンストップ・サービス・
デイ」を実施し、公的金融機関と中小企業庁の相談窓口を拡充する。
(5)では中小企業金融に関する意見交換会と地域融資動向に関する
情報交換会を開催する。実施中で、今月いっぱい続く。
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◆「 特技の修得と活用 」◆
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履歴書を書く時、いつも躊躇する箇所が特技の欄(又は長所・短所)
である。どんな事柄を書けば自己をアピール出来るのか(又は何でも
特技として書くことが許されるのか)、よく分からないのである。自
他共に認められるようなスポーツ記録や芸術作品を持っていれば迷わ
ないが、パソコン・英会話・囲碁・ピアノ・スキー等が少し出来る程
度では、自信を持って書けない。
仕事上本当は役立つ特技は、国家資格や技能を除けば、交際上手・
話し上手・筆まめ・服装のセンスが良い・人脈が豊富・相場感がある
・地理に明るい・説得力がある・相談に乗れる・ケンカ(暴力はダメ
である)が強い等々、挙げたらきりがない。
さて、幾つかの特技を修得した後に仕事を選びそれらを活用するこ
とも一法だが、既に仕事に携わっていればその仕事を通じて特技を習
得することも可能である。本来、仕事上本当に役立つ特技は、長期の
経験によって習得するものである。自己満足の特技にならないように
周囲の関係者から認められるレベルにならなければ本物ではない。特
に経営管理者の特技は、商品・サービスの付加価値として、統率力・
交渉力・企画力・情報収集力・苦情処理能力等に優れていることが必
要であり、これらを経験上習得して実際に活用出来ることが重要であ
る。