■■ Weekly Fax News 668 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 つぶやきの功罪 ― もしツイッターを止めたら 」
(2)「 言葉を慎む 」
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◆「 つぶやきの功罪 ― もしツイッターを止めたら 」◆
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もう、3ヵ月間ほどツイッターにアクセスしていない。それで何か
支障があったわけではない。どんな印象かを報告したい。
ツイッターを止めていることで、ある意味自分を拘束している時間
から自由になっていることに気持ちよさを感じている。そのかわり、
社内での情報発信を増やした。どちらもつぶやきだ。
ツイッターの情報の性質は、全世界の多くのホットな情報に溢れて
いることだ。しかし、私の場合は、わずかな人が見てくれているだけ
だ。一方、社内のシステムでは、登録された人がほとんど見ており、
言いたいことが伝わっている。組織の活性化の目的を果たす原動力と
して、情報交換の意味がある。ツイッターによるコミュニケーション
は、多方向性により、多くの特定グループとの交流ができることであ
る。これを維持するには継続的な関わりが必要となり、情報の入手や
多くの人との関係性を持つ労力や膨大な時間は、はたして生産性があ
るのだろうか。必要な時に必要な情報発信と情報入手を行うことが重
要なのは確かだ。基本は、情報の受発信とコミュニケーションを行う
ことだろう。その目的とそれに見合う時間が合致しない人には、効果
が薄いだけである。自分を主体としたコミュニケーションこそを求め
るべきだろう。
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◆「 言葉を慎む 」◆
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「これは内緒だが」と話し始めて、後悔したことが無い人は少ない
のではなかろうか。話した後で、他人に洩らしてしまうのではないか
と心配したり、深刻な事態になるかもしれないと不安になったりする。
営業や接客の現場において、顧客への説明等が多少言葉足らずでも
大きな障害になることは少ないが、余計な一言が致命的失敗になるこ
とは珍しくない。特に危ないのが、得意分野の話をする場合や慣れ親
しんだ人と話す場合等である。業界の噂話や他社の秘密事項を意味も
なく話すことは、相手から不信感を持たれることになる。
経験上、高齢の人(又はずっと年上の人)と話す時は、言葉量を控
えめにすることが良いと思う。多くの話題を語ることは、相手を疲れ
させ、会話の集中力を弱くさせてしまうことになる。この場合は、謙
虚な態度で聞き手に廻ることが対話のコツであり、相手が話して教え
るという自尊心を満足させることも考慮しなければならない。
言葉を慎むとは、筆者は例えば次のような注意を心がけている。
(1)話題は相手の関心や年齢等を考慮する。
(2)相手が話している時は途中で割り込まない。
(3)「秘密だが」「噂だが」というような前置きで話さない。
(4)他人の悪口、不景気な話、相手が不快になることは話さない。