■■ Weekly Fax News 702 ■■
――――◆ 目 次 ◆――――――――――――――――――――
(1)「 中小企業も事前準備を ― 増加する団体交渉 」
(2)「 仕事と健康法の修得 」
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――
◆「 中小企業も事前準備を ― 増加する団体交渉 」◆
―――――――――――――――――――――――――――――――
労使間トラブルが増加している。労働関連の情報が氾濫している昨
今、もはや従業員の泣き寝入りということは考えにくく、最低でも労
働基準監督署への申告、弁護士への依頼など従業員側の使用者への対
応方法は相当厳しくなっているのが現状だ。
在職中、または退職後に労働組合に加入し、労働組合との団体交渉
を求められるケースも後を絶たない。自社には労働組合はないからと
たかをくくっていると大きなトラブルになる。退職後に労働組合に加
入することも可能だからだ。実際、そのようなケースは増えている。
これまで労働組合と交渉をしたことなどない中小企業にとっては、交
渉に慣れた労働組合との交渉はかなり骨の折れる問題となる。交渉を
拒否、または避けようとする使用者も見うけられるが、それは問題を
更に大きくする可能性が高い。労働組合法により、原則として団体交
渉には応じる必要があるからだ。また、交渉権限がある者が出席しな
いなどの対応もトラブルのもとになる。いずれにしても、労使間トラ
ブルを発生させないことが、重要であることは間違いないが、いざそ
の時がきてもいいように、事前の準備もしておくことが肝要だ。労働
組合まで巻き込んだ労使間トラブルは、もはやどの会社にも起きうる
事象であることは間違いない。
―――――――――――――――――――――――――――――――
◆「 仕事と健康法の修得 」◆
―――――――――――――――――――――――――――――――
仕事が順調に進んでいる時、難しい仕事であっても無闇に愚痴が出
ないものである。一般に仕事を一番疎ましく思う時とは、体調が悪い
場合や何か心に鬱積する悩みを抱いているような場合ではなかろうか。
譬え風邪程度でも、健康に自信が無い時は仕事に対する気が落ち、決
断力が鈍るものだ。周囲の経営者や従業員等を見て気づくことは、仕
事に対する忍耐力や継続力を保っている人の多くは、人並み以上に健
康に留意していることである。どんなに健康な素質に恵まれていても、
50歳60歳ともなれば健康に対する各自の注意が大きく影響しよう。
健康維持への留意は、自分流の健康法を早くから習得することではな
かろうか。早寝早起き・バランス良い食事等の生活習慣、真向法・ヨ
ガ体操・太極拳等の健康体操も有効だ。高齢になっても仕事を続けて
いる経営者に健康法の話を伺うと、「夜は絶対10時までに寝る」
「臍下丹田に力を込めて朝晩15分木刀を振る」「朝晩3分ずつ片足
立ちをする」等よくある。要は、人生の早いうちに長続きする健康法
を持つことである。長続きする健康法選択のポイントとしては、「時
間と金がほとんど掛からない」「広い場所が要らない」「相手や仲間
が要らない」がある。