5月14日(火)比企倫理法人会モーニングセミナー
講話者 新潟県新潟西倫理法人会 相談役 佐藤 袁也 様
テーマ 「生物に学ぶ、先人に学ぶ」
5月14日(火)比企倫理法人会モーニングセミナー
講話者 新潟県新潟西倫理法人会 相談役 佐藤 袁也 様
テーマ 「生物に学ぶ、先人に学ぶ」
5月13日(月)比企倫理法人会経営者のつどい
講話者 新潟県新潟西倫理法人会 相談役 佐藤 袁也 様
テーマ 「掃除に学ぶ 生物に学ぶ 先人に学ぶ」
新潟県新潟西倫理法人会 相談役 佐藤様による講話
■■ Weekly Fax News 765 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 自己変革を遂げて躍動する ― 2013年版中小企業白書 」
(2)「 再就職と創業 」
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◆「 自己変革を遂げて躍動する ― 2013年版中小企業白書 」◆
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中小企業庁は2013年版中小企業白書をまとめた。50回の節目
となる今回の白書は、中小企業・小規模事業者が変化する事業環境に
合わせ、経営を変革させている現状を踏まえ、起業・創業、新事業展
開、事業承継、情報技術の活用等に焦点を当てている。また、現在、
小規模事業者に焦点を当てた中小企業政策の再構築を進めていること
もあり、主要項目について小規模事業者とそれ以外の中小企業に区分
し、それぞれの現状や課題を明らかにした。合わせて、特に小規模事
業者の課題に対応した施策の在り方を究明したとしている。
事業承継をめぐる課題では、▽小規模事業者の廃業理由として、後
継者難が大きな割合を占めている▽親族承継では、特に中規模企業で
後継者養成、相続税関係が課題となっている▽親族以外の承継では、
個人保証の引き継ぎや自社株式等の買い取りが課題となっている―と
分析。情報技術の活用では、▽経営課題を解決するためにITの活用
が必要と考える企業は多いが、特に小規模事業者では実際に導入した
割合は半分に満たない▽ITを導入し、効果が得られている企業では、
販売先数の増加等の成果が得られている▽経営課題の解決にITを活
用して活躍する中小企業・小規模事業者が存在する―などと指摘して
いる。
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◆「 再就職と創業 」◆
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正規職員として中途で会社や役所等の組織に入ることは、昔も今も
容易ではない。
「世の中というやつは、まるで石垣だ、きっちりと、使われる石は
組んであって、後から入る隙はねえものだ」(吉川英治『宮本武蔵』
(二)講談社刊、大坂城下で浪人をしている武蔵とは同郷の又八の嘆
き)。正規職員の再就職が難しいのは、会社や役所等ある程度整った
組織が人材を受け入れる時は、定型の組織(高校大学等)から初めて
出てきた人を優先して正式に採用するからである。再就職はただ仕事
を見つけるだけならば年々容易になっている。以前はあまり募集の無
かったような職場や業態(スーパー・コンビニ、ファーストフード店、
居酒屋、警備会社等)のパートやアルバイトは年々増えている。年齢
制限も緩和されている。ところで、創業の機会には種々あるが、その
一つに会社を辞めた時という場合が多いのではなかろうか。辞職の前
から計画していた人はすぐ創業するだろう。中には、再就職の活動中
にフトした思いで創業する人もいる。国の経済政策としては気軽に創
業出来る環境だが、正規の再就職が難しいことを理由に無計画な創業
をすることは無謀である。成功事例に見る創業の共通点としては、再
就職以上の計画性(情報や資金力等)と行動力があることである。
5月7日(火)比企倫理法人会モーニングセミナー
講話者 比企倫理法人会 専任幹事 井口 富夫 様
テーマ 「倫理法人会に加入して、経営者としてわかったこと」
■■ Weekly Fax News 764 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 アベノミクスで雇用のあり方も変わるか? 」
(2)「 毎日続ける志し 」
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◆「 アベノミクスで雇用のあり方も変わるか? 」◆
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政権交代後、経済のみならず、雇用の分野についても改革の声が上
がっており、徐々にではあるが新しい動きが出つつある。たとえば、
助成金に関しても、従来からある雇用維持型から、労働移動支援型に
シフトすることがすでに厚生労働省より公表されている。
さらに、ずっと以前に俎上に載せる段階で立ち消えとなったホワイ
トカラー・エグゼンプションも再び姿を見せたかと思ったところで、
また消えるなど、労使双方の鍔迫り合いも少なからず起きているよう
だ。そのような情勢下、日本経団連では「労働者の活躍と企業の成長
を促す労働法制」と題する資料を公表した。ここでは、「労働規制の
見直しを一気に実施する必要」があるとし、企画業務型裁量労働制や
変形労働時間制、フレックスタイム制の見直し、年功処遇の問題解決、
勤務地・職種限定契約に関する雇用保証責任ルールの明確化(一般の
正社員とは同列に扱わない)、労働条件の変更ルールの透明化などを
テーマに掲げている。いずれのテーマも労使双方にとって大きな影響
のあるテーマだが、それらの問題点については、今後議論が進み、必
要な法改正などが行われる可能性もある。議論の行方に注目したい。
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◆「 毎日続ける志し 」◆
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ある講演でヨガの体験談を聞いた。毎日少しでも続けていると、5
年続けた人と10年続けた人とでは明らかな違いが表れ、20年続け
た人には20年の風格が表れると言う。2年か3年毎日他人の5倍、
10倍の時間費やしても、20年の風格が出る訳ではない。
X社(看板・標識製作)の経営計画策定支援をして、「経営理念」
の定着運動を実施した時のことである。A社長は指導どおり毎朝3回
読み上げてから出勤していた。B専務(A社長の弟)は合理的に暗記
する目的から毎週日曜の夜だけ何十回も読み上げていた。定着運動半
年後、A社長とB専務に面談したが、B専務は比較的長い経営理念を
スラスラ暗唱しながら、「取引先や友人に暗唱したら、皆関心してい
ましたよ」と回答した。A社長は正確に暗記していなかったが、「経
営理念を実行することは、非常に厳しいものです。紹介する度に赤面
しました。この経営理念に相応しい会社になるには真剣な人間修養が
必要です」と回答した。経営理念は暗記しているかどうかではなく、
社風の如くに社員の意識や行動の基準として定着することが求められ
る。特に経営陣の意識の中に、経営理念を基にした経営方針や経営改
善の志しが日々継続していることが大切である。