■■ Weekly Fax News 866 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 良い会社、悪い会社 」
(2)「 追い込みの手法 」
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◆「 良い会社、悪い会社 」◆
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「良い会社」とは何か、これは「良い人」とは何かというくらい抽
象的かつ曖昧である。業績が良い、成長力がある、商品の品質が高い、
…と挙げたら切りがない。
ここでは、X社(婦人服小売チェーン)が実施した従業員アンケー
トによる自社の良い点は何かの質問に記入された数例を紹介したい。
(1)経営者・管理者のリーダーシップがしっかりしている。また、
人間性が尊敬出来る
(2)残業するかどうかは社員各自が決められる
(3)店舗間異動の際は事前に社員と管理者が面談する
(4)経営者・管理者は交際・出張等で昼間不在でも、夕方出来るだ
け出社する(報告・相談が出来る
(5)社員同士の金銭トラブルや男女間トラブル等がない
(6)経営陣・管理者が派閥争い又は経営権争いをしない
(7)完全週休2 日制で有給休暇が希望通りに取れる
(8)給与水準・休暇・福利厚生(社保)等の待遇が比較的良い。
悪い会社の例は、大体以上の逆となろう。また、このような観点から
見て良い会社であるか否かは、外部の人には大抵分からない事柄だか
ら、社員が就職する前には恐らく気づかないものだ。良い会社である
か否かは、入社前に聞く客観的なデータ(規模・業績・待遇等)だけ
では判定出来ない。事前に、内部の人の話が聞ければ有難い。
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◆「 追い込みの手法 」◆
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日常の仕事は、多かれ少なかれ同じ種類の仕事が多く、時には退屈
に感じるであろう。問題は、何か難題の解決求められたり、新計画の
企画を担当したりしてその着手が中々出来ない場合である。一日延ば
しを続けて自己嫌悪に陥ることも珍しくない。
人が仕事や生活の問題解決に成功するかどうかは、「決めたことを
迅速に実行すること」だと言われる。期限を付けることや正式な契約
を結ぶこと等は、その工夫の一つである。「暇な時にお願いします」
「急ぎませんから、数週間内でお願いします」等は、着手が一番遅く
なる依頼方法である。
では、着手が難しい仕事はどうすべきであろうか。ヒントは期限が
迫り切羽詰まった心境や競走におけるラストスパート等にある。茂木
健一郎著『プロフェッショナルたちの脳活用法』(日本放送出版協会)
には、こんな手法紹介があった。「1人が鬼になって目を閉じ、
〈だるまさんがころんだ〉の10文字を言っている間に、ほかの人が
動くことができる遊びは、日本人なら誰でも知っているだろう。その
要領で、ごくごく短い細切れの時間でも、その瞬間だけ〈エイヤッ!〉
と集中して、できる作業をやってしまうのだ」実行力のある人になる為
には、気分で着手するのではなく、その手法を学んで安定した実行力を
得たい。