■■ Weekly Fax News 574 ■■
―――― ◆ 目 次 ◆ ―――――――――――――――――――――
(1)「 改正薬事法施行 ― コンビニで薬も。通販は制約 」
(2)「 なぜ働くのか 」
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◆「 改正薬事法施行 ― コンビニで薬も。通販は制約 」◆
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一般用医薬品の販売制度を変える改正薬事法が、6月1日より施行
された。今後は、一般用医療品が「登録販売者」のいるコンビニでも
購入できる。改正の趣旨は、医薬品に対し増える消費者需要に対応し
て、国民の健康維持に資し保健衛生の向上を図る点にある。具体的に
は、人員不足の薬剤師のほか、新たに1年間の医薬品の販売実務経験
があり、都道府県の試験をパスした「登録販売者」にも医薬品の取扱
いを認める。これに伴い、購入者は薬の効能、服用の仕方、副作用等
につき、薬剤師、登録販売者に対しても説明を求めうる。
従来、一般薬品は、クスリの内容に応じて、一般薬としての市販経
験が少なく安全性上特に注意を要する第1類医薬品(胃腸薬としての
「H2ブロッカー」等)、まれに入院相当以上の健康被害が生じる可
能性がある第2類医薬品(総合感冒薬等)、日常生活に支障をきたす
程度ではないが、体の変調・不調が起こる恐れがある第3類医薬品
(ビタミン剤等)に分類されていた。登録販売者は第2類と第3類を
扱える。医薬品には必ず副作用があり、正しい情報提供には薬剤師等
との「対面」が必要であるとの前提から、通販では新規客に対しては、
原則的に第3類しか販売が認められなくなる。
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◆「 なぜ働くのか 」◆
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最近、後輩(25歳)から働く理由を聞かれて、人や世代により様
々な労働観があることに気づかされた。因みに筆者はこの時、「人生
を楽しく生きる為には働く必要がある。楽しく働くことが生きがい」
と答えた。
反対に、質問をした後輩に働く理由を聞くと、「労働は金銭獲得の
為です。十分な財産があれば、働かず好きなことをしていますね。結
論は、生活の為です」と答えた。
そこで、「では不景気で突然失業して意気消沈している人を見てど
う思う。当分、金銭手当は心配無いとして」と聞いてみた。すると、
後輩は「うーん、失業は嫌だな。たとえ金に困らなくても、身の置き
所が無くなるような気がします」と、ややこれまでの労働観に迷いが
出た様子だった。
そもそも働く理由は、他の行動と同様に単一ではなかろうか。なぜ
読書をするのか、なぜ山に登るのか、なぜ勉強するのか、なぜ食べる
のか、等を考えれば分かる。
働く理由としては、生活費を稼ぐ・出世をする・他人から尊敬され
る等も当然の解答であるが、根本的な理由は別にあると思う。一言で
言えば、「働きたいから働く」ということではなかろうか。一生を通
じて仕事の状況に紆余曲折あったとしても、仕事をしたいという気持
ちがある限り、何とか最後まで全う出来るのではなかろうか。