8月29日(水)東松山法人会 経営者セミナー
講話者 OAG税理士法人 埼玉 所長・税理士 星 叡(ほし ただし)
テーマ「社長の会社への貸付金の対策」
8月29日(水)東松山法人会 経営者セミナー
講話者 OAG税理士法人 埼玉 所長・税理士 星 叡(ほし ただし)
テーマ「社長の会社への貸付金の対策」
■■ Weekly Fax News 731 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 社会保障・税一体改革法公布 ― 相続税法改正27年から 」
(2)「 和して同ぜず 」
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◆「 社会保障・税一体改革法公布 ― 相続税法改正27年から 」◆
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「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うた
めの消費税法等の一部を改正する等の法律案」が平成24年8月10
日に成立し、8月22日に公布された。概要の「1.趣旨(第一条)」
には、消費税率の引き上げとともに、「~世代間の早期の資産移転を
促進する観点から所得税の最高税率の引上げ及び相続税の基礎控除の
引下げ並びに相続時精算課税制度の拡充を行うため、消費税法、所得
税法、相続税法及び租税特別措置法の一部を改正する~」としている。
相続税関連では、○相続税の基礎控除の引下げ(「5,000万円+
1,000万円×法定相続人数」⇒「3,000万円+600万円×
法定相続人数」)○相続税の税率構造の見直し(最高税率を50%⇒
55%に引上げ)○相続時精算課税制度に係る贈与者の年齢引下げ
(65歳⇒60歳)等を、平成27年1月1日以後に取得する財産に
係る相続税、贈与税について適用、としている。併せて租税特別措置
法においても、○直系卑属(20歳以上)を受贈者とする場合の贈与
税の税率構造の緩和等の一部改正(平成27年1月1日以後取得分適
用)を行った。また○事業承継制度の運用状況を踏まえた課税方法の
適正化を併せて行う○相続税の課税方式も引き続き検討、としている。
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◆「 和して同ぜず 」◆
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X社(生活雑貨販売業、社員40人)では毎日朝礼をするが、週1
回くらいは社員同士の口論となる。仕事上の見解違いで始まるが、そ
の後口論した社員が不仲になることもある。相手の話を聞かずに人格
を攻撃したり、相手の過去の失敗を蒸し返したりしてもめる事が多い。
また、ある時店長がこの状態を強く叱責したところ、社員からの意見
や提案が激減して一層困ってしまった。「和して同ぜず」からほど遠
い状況である。朝礼や会議等は、全く意見やアイデアが無いことも困
るし、逆に意見が錯綜して人間関係が不和になることも困る。多くは
上に立つ人次第であるが、意見が出なくて困るのは大抵進行役の準備
不足である。この状況は、会議の目的や課題が曖昧であったり、事例
やデータ等の用意が無かったりする場合によく起こる。進行役は、こ
れらをしっかり準備しておくべきである。また、社員同士の意見が攻
撃的になって不和になるのは、やはり進行役の旗振りに不備があるか
らである。発言者の順番や発表時間を公平にして、勝手な発言や逸れ
た話を封じることである。発言のタブー(人格攻撃や過去の蒸し返し
等)を守らせ、常に会議の目的を意識させることである(例えば、会
議の目的に役立つ意見やアイデアを賞賛して、出席者の合意を形成す
る)。
OAG税理士法人埼玉 主催 iPadセミナーを開催しました。
平成24年7月20日、8月3日、8月17日の3日間で「iPad教室 週末のイブニングセッション」を開催いたしました。
東松山市新宿町の事務所内、第一会議室で開催しまして、8名のご参加をいただきました。
1日目は、iPadを使って、なにが出来るのか?を実演を交えて講演しました。
2日目は、1日目で使用したアプリの応用的な利用法(裏ワザ)と新しいアプリの紹介。
最終日3日目は、さらに2日目の復習と新しいアプリの紹介をいたしました。
現在iPad専用のアプリは、20万あると言われており、導入したアプリによって、
iPadの多様性が広がり、ユーザーそれぞれの色に変わり、愛着がわいてくるiPad。
iPadの購入を検討されている方から、すでに購入されている方までご参加いただき、
■■ Weekly Fax News 730 ■■
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(1)「 労働契約法改正へ ― 5年超労働者は無期限雇用 」
(2)「 風邪を治すコツのように 」
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◆「 労働契約法改正へ ― 5年超労働者は無期限雇用 」◆
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労働契約法改正案が成立した。この改正は有期契約労働者の待遇改
善を狙ったもので、一定の要件を満たした場合、有期契約から無期雇
用契約へ転換しなければならなくなる。
これまで、有期雇用契約に関しては1回の契約期間が原則として3
年以内と定められていたが、契約を更新することで事実上の常用雇用
となっていたケースも少なくない。一方で、契約の更新をしない場合
でも、雇い止めであり解雇ではないため、企業としては景気動向や事
業内容によって柔軟に配置できる労働力として使い勝手がよかったの
も事実だ。改正により、同じ職場で5年を超えて働いた場合、本人の
希望に応じて無期限の雇用に転換することが企業側に義務づけられた。
労働者側にとっては突然の雇い止めにより、生活の根幹を揺るがせら
れる懸念が減少する点がメリットだが、企業としては柔軟な労働力を
失う点ではデメリットだ。改正法施行後は、長期間働く意思のある有
期契約労働者を重用な戦力と位置づけるのか、または5年超とならな
い期間のみのテンポラリーな労働力と位置づけるのか、人事戦略が問
われるだろう。本改正は2013年度中に施行が予定されており、そ
こから5年超となる2018年中に最初の選択を迫られることになる。
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◆「 風邪を治すコツのように 」◆
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年に何回か誰でも罹るのが風邪であるが、定期的に風邪を引いてい
るうちは、むしろ大病する人が少ないような気がする。大病に対する
抵抗力があるから風邪を引くのかもしれない。しかし、漠然と繰り返
し風邪を引き続けることも困ることである。
商売も年に何回か、難易様々な困ったことが起こるものである。風
邪と同様に、その解決の難易度や経営への影響度等は区々であるが大
抵は無事元に戻り、日常は経験出来ないようなノウハウを得たり思わ
ぬ人と知り合ったりすることもある。
注意を要するのは、自分の商売に特別な問題は無いと油断している
場合である。一見、自信のある経営をしているように見えるが、経営
の赤信号に気づいていないだけかもしれない。風邪を引いた自覚が無
く、深刻な状況に陥るようなものである。
整体の大家、野口晴哉氏の著書に『風邪の効用』(筑摩書房発行)
がある。「私は、風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為では
なかろうかと考えている。ただ風邪を完全に経過しないで治してしま
うことばかり考えるから、ふだんの体の弱いところをそのまま残して、
また風邪を引く。」商売に何か支障が出たら、その問題解決だけで終
わりとせず、ぜひ会社の体質や方針等に問題が無いかを追求する必要
がある。
8月21日(火)比企倫理法人会モーニングセミナー
講話者 本庄市倫理法人会 副専任幹事 井古田 悦男 様
■■ Weekly Fax News 729 ■■
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(1)「 最低賃金771円に 」
(2)「 伝記と創業意識の向上 」
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◆「 最低賃金771円に 」◆
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2012年度の県最低賃金について、埼玉地方最低賃金審議会は8
日、11年度より12円増の「時間額771円」に引き上げるべきと
する答申を安藤よし子埼玉労働局長に行った。答申に基づく労働局長
の最終決定を経て、10月1日から同賃金が適用される見通し。これ
により、最低賃金で働いた場合の収入が生活保護の給付水準を下回る
「逆転現象」は解消する。
最低賃金は地域の物価や賃金事情を参考に都道府県ごとに決まる。
11年度の全国平均は時給737円。埼玉は759円で東京の837
円、神奈川の836円、大阪の786円に次ぐ全国4位の値だが、生
活保護の給付水準を12円下回っていた。
先月末にあった中央最低賃金審議会の小委員会で、12年度の地域
別最低賃金の引上げ幅を全国平均で7円増の744円とする目安を決
めた。埼玉の賃上げ額の目安は6~12円。これを基に県内の労使関
係者らが加わる埼玉地方最低賃金審議会で上昇額を協議した結果、経
済情勢や生活保護給付水準などを考慮し12円増でまとまった。09
年度の上昇額は13円、10年度は15円、11年度は9円だった。
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◆「 伝記と創業意識の向上 」◆
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二宮金次郎(尊徳)の伝記には、菜種を蒔いたり節約の工夫をした
りして、少年の頃から読書や種銭作りに励んだことが紹介されている。
このような伝記を読んで励めば、平等な天地の恩恵によって二宮金次
郎のような事業が自分にもできるのではないかという意識が芽生える
かもしれない。エジソンや野口英世等の伝記が盛んに読まれるのも、
「あの人と同じようなことが努力次第で自分にも可能なのではなかろ
うか」と言う思いがあるようだ。事業者に創業や進路の動機を聞くと、
伝記(又は体験記等)によってヒントを得たものが多い。現在、小中
学校と商工団体等が連携して創業体験やマネジメント(金融・経理・
仕入・販売・接客法等)の指導が各地で実施されている。主催者の意
図を想像すれば、人生の早いうちに経済の仕組みを習得させて創業意
識を向上させようとするものであろう。後継者育成策の一環として現
職の事業者から歓迎され、地域活動としてマスコミが積極的に取り上
げる話題にもなっている。
心配な事は、経済観念や創業意識の低い時期に、このような教育を
して伝記等から得る少年らしい将来の夢や進路を奪わないかである
(「創業は辛い」)。新しい教育に過大な効果を求めすぎれば、時に
弊害や失望が伴うことを留意しなければならない。
平成24年8月6日(月)19時~20時
幹部研修 報告
講演 社団法人倫理研究所 法人アドバイザー 斎藤 和弘 様
テキストV 33『喜働』
平成24年8月7日(火)6時~7時
比企倫理法人会 経営者モーニングセミナー 報告
講演 社団法人倫理研究所 法人アドバイザー 斎藤 和弘 様
テーマ『企業の体質と人の体質』
かつて、安岡正篤先生の思想を学んだ経験があるとの事で、本会場にも訪れたことがある齋藤様、
安岡先生によると『職業』には、2つの意義があるとお話されました。
1つは、「食べていくため」、2つ目は、「人の為に奉仕すること」という。
そのうえで、喜んで働く「喜働」するためには、とにかく一瞬一瞬を一生懸命に働くこと。
一生懸命に働けば必ずそこには喜びがある。働く事自体が喜びであるという。
そして、「喜働」は、清い働きであり、清い働きとは、そろばん勘定だけではない人のために何も求めない働きでもあるとの事。働きは、健康の源であり、幸福や喜びを生むとのお話を、実例を元に解説され、とてもわかり易くお話しいただきました。
翌日のモーニングセミナーでは、「企業の体質と人の体質」というテーマで、人の体と企業は相関関係がある。齋藤様が相談役を務める齋藤製罐株式会社は、齋藤様の祖父が日本では初めて、石油缶を作り、お父様の代では、大手ビール会社の王冠を作ったりと、とても歴史のある会社。
齋藤様がトップとなり、企業とは、トップの考え一つで変わることを、身をもって体験されたとの事。相談役となった現在も毎日会社に出勤され、日々、体のリズムを崩さない生活を心がけているという。企業も人も同じで、日々のリズムをサイクル化して、1、呼吸を整える。2、声を出す。3、一生懸命働く。4、不浄のものを出す。5、精魂込める。以上5つの事柄を企業にも当てはめる事が大切とお話されました。とても重厚なお話をさらっとされるところは、齋藤様の今までの経験の厚さを心から感じさせるお話でした。
次回 比企倫理法人会モーニングセミナーは、8月14日(火)6時より
講師 小金井市倫理法人会 会長 鷲見 淳 様
テーマ「日々好日は最好のプレゼント」になります。多くの皆様のご参加お待ちしております。
お問合せ 比企倫理法人会 事務局 電話 0493-59-8415 FAX 0493-59-8416 まで