■■ Weekly Fax News 875 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 プロパー貸出重視の傾向強まる 信用保証調査―日本公庫 」
(2)「 あたり前に働くしくみ 」
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◆「 プロパー貸出重視の傾向強まる 信用保証調査―日本公庫 」◆
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日本政策金融公庫が金融機関を対象に実施した信用保証に関するア
ンケート調査結果で、金融機関の間で信用保証付き貸出よりプロパー
貸出(信用保証協会の保証等がなく、金融機関の全責任で実行する融
資)を重視する傾向が強まっていることがわかった。金利競争激化等
を反映したものだ。
日本公庫が定例調査と同時に行った特別調査によると、「プロパー
貸出を重視」が42.3%と「信用保証付貸出を重視」の9.4%を大
幅に上回った。プロパー貸出を重視する理由は「金利競争の激化」が
69.2%で最多。次いで「新規先(他機関の取引先)の開拓」、「保
証料の割高感」の順。プロパー貸出を重視するようになった貸出先の
特徴は、「定性情報(経営手腕、技術力、販売力および事業将来性等)
を再評価した先」が最多。次いで「成長分野(環境・エネルギー、医
療・介護等)に該当する先」。その一方、「担保余力が乏しい先」や
「業歴が浅い先」は少数にとどまった。定例調査でも2015年度の
信用保証付き貸出D,I,はマイナス7.8(見通し)と、11年度下
期以降8期連続でマイナスとなり、貸出スタンスの変化がうかがえる。
一方、15年度上期の中小企業向け貸出D,I,はプラス3.8(同)
となり、13年度上期以降5期連続でプラスとなった。
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◆「 あたり前に働くしくみ 」◆
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人が仕事をしていく上で一番大事なことは、仕事人としての一般常
識を守って、為すべきことをあたり前に実行することではなかろうか。
古人は、「眼横鼻直」(がんのうびちょくと読む。眼は横に鼻は縦に
付いている。物事はあるがままにあたり前に行うこと。道元禅師の言
葉)、「柳は緑、花は紅」等の言葉で教えている。
ところで、経営者(又は管理者)がよく口にする言葉に、「あたり
前のことがあたり前に出来ない社員が多くて困る」というものがある。
具体的にどんなことか尋ねると、「営業から帰って、その成果をすぐ
に報告しない」「同僚がどんなに忙しく働いていても、手伝う気が全
くない」「期末の一番忙しい時に有給休暇を取る」等と答える。これ
に対して、経営指導者としては思い切って、「社員があたり前の行動
が出来ないのは会社(はっきり言えば経営者や管理者)の責任」と言
う。つまり、あたり前の仕事が遂行出来る仕事のしくみと手順やノウ
ハウを日頃から教育したり、上司が部下に模範を示したりすることが
必要であると話す。お辞儀等の礼儀作法や接客言葉等も、成人ならば
教育をしなくてもあたり前に出来ると思い込むと当てが外れる。簡単
に出来てあたり前と思う仕事であっても、教育やしくみ作りをするこ
とである。