■■ Weekly Fax News 424 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 7月1日からたばこ値上げ ― 増税分を超えるアップ 」
(2)「 与えて、後取る心掛け 」
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◆「 7月1日からたばこ値上げ ― 増税分を超えるアップ 」◆
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平成18年7月1日から「たばこ税」の増税に伴い、たばこの販売
価格が値上げされる見込みとなった。平成18年度税制改正において、
たばこ税については(1)税率の引上げ=製造たばこ(旧3級品を除
く)3,552円/千本(現行3,126円/千本)、旧3級品の製
造たばこ1,686円/千本(現行1,484円/千本)(2)平成
18年7月1日から適用(3)手持品課税の実施(4)その他所要の
措置の整備――を行うとされている。日本たばこ産業(JT)は、こ
のほど、増税に伴う措置として7月1日からのたばこの値上げを財務
省に申請した。今回の税制改正による増税は、1本当たり82銭で、
これに小売店マージンを加え1円とされているが、JTは、主力のマ
イルドセブンなどについて、増税幅を上回る1本1円50銭の値上げ
(小売価格1箱30円)を申請している。主な銘柄の新価格と値上げ
幅は、マイルドセブン300円(値上げ幅30円)、セブンスター3
00円(同20円)、キャスター290円(同20円)、キャビン・
ボックス300円(同20円)、ホープ(10本)ピアニッシモ・ワ
ン320円(同20円)となる見込み。また、国税庁は、「たばこ税
の税率改正に伴う手持品課税の取扱いについて」とする通達を発遣し、
7月1日を課税日とする手持品課税を行う体制を敷いている。
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◆ 「 与えて、後取る心掛け 」 ◆
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譬え話しであるが、空腹であるからと突然知らない家に行って、食
事をくれれば庭掃除をすると言っても、なかなか食事には有り付けな
いものだ。我慢して先ずは庭掃除をすれば、その後食事に有り付ける
事もあるかもしれない。
このような心掛けは、首尾よく世の中を渡るコツである。もちろん、
ビジネスの世界においても通用する大事な心掛けではなかろうか。
珍しいことではないが、ある知人の茶小売店では、お客様が来店さ
れると一律にお茶と菓子を出して接客する。お客様ではない売り込み
の営業マンや配達人などにも忘れず出している。しかも、お茶が売れ
ても売れなくても差別的な態度は一切せず、ただ来店を感謝してお茶
を出す。なじみ客が店前を偶然通行したような場合は、気軽に呼び込
んでお茶を出し、決してお茶の購入を勧めたりはしない。実際、お茶
を飲んでも購入しないで帰るお客が大勢いる。
この店舗は120年続いている老舗であるが、何代にも亘ってずっ
と同じ接客を行っている。店主はごく当然な表情をして言う。「商売
は永い闘いですよ。こちらが先ず奉仕の心を忘れなければ、お客様は
見捨てないですね。先ず小さなサービスをすると、後々お客様が喜ん
で買ってくれます」