■■ Weekly Fax News 719 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 中小企業の2割が海外展開 国別で中国トップ=大商 」
(2)「 本から知慧を借りる 」
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◆「 中小企業の2割が海外展開 国別で中国トップ=大商 」◆
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大阪商工会議所が発表した中小企業の海外展開アンケート調査結果
によると、海外展開している企業は約2割あることが明らかになった。
また、「関心あり」なども含めると、4割超の中小企業は海外を視野
に入れている。
この調査は4月9日から20日にかけて、中小企業会員のうち、2
686社を対象に実施、275社から回答を得た。
「すでに海外に拠点を展開している」企業は20.4%あった。
「現在は展開していないが、計画・検討中」は5.5%、「計画・検
討には至っていないが、関心はある」は18.9%だった。海外展開
視野の企業を対象に、海外展開の理由・目的を聞いたところ、「海外
市場の拡大」が53.7%で最も多かった。以下、「国内市場の縮小
をカバー」、「取引先企業の海外進出に追随」などが続く。
既に海外拠点がある企業をみると、「営業・販売拠点」が51.8
%でトップ、次いで「生産拠点」、「調達拠点」の順。海外拠点先は
「中国」が71.4%で圧倒的に多い。次いで「東南アジア」で28.
6%だった。また、今後の展開で計画・検討・関心がある国・地域は
「東南アジア」が55.3%でトップ。「中国」は35%で2位だっ
た。
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◆「 本から知慧を借りる 」◆
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1980年頃以前の本は大抵箱入りになっていた。しかも本には薄
い包み紙が着けてあって、本屋で見る時は丁寧に扱い、購入して読後
は本棚に収納していたものだ。しかし、最近本の装丁は簡易になり、
文庫本も増えて、一度読んだ本は捨てるかリサイクル店にタダ同然で
売る人も少なくない。ビジネスマンが仕事関連の本を買う目的は、一
般に作業手順の仕法や何か仕事のヒントになる智慧を得るためであろ
う。その際聞く言葉に、「いくら本を読んでも仕事現場の役に立たな
い」というものがあるが、この言葉は読書の習慣がある人からはあま
り聞かれず、むしろ希に本を買って(又は借りて)読む人に多いよう
な気がする。
これは当たり前のことで、本から得る知識のうち丁度良く特定の仕
事や生活に当てはまるものは以外に少ないのではなかろうか。筆者も
読書好きでたくさんの本を読むが、真に仕事や生活に役立つと思える
ものは全体の1割未満である。さて、この役立つと納得した本は、ま
ず最低2回読む。また、特に役立つと思った部分は繰り返し読んだり、
コピーを取ってカバンに入れておいたりする。関連する本を読んで情
報量を拡張したりもする。こうして、読書のほんの一部であるが、仕
事や生活等に役立つ「智慧」を本から借りることが出来る。