■■ Weekly Fax News 752 ■■
――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――――――――
(1)「 Ｈ２５年度税制改正大綱発表 ― 事業承継税制緩和へ 」
(2)「 一大事をやり遂げる 」
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◆「 Ｈ２５年度税制改正大綱発表 ― 事業承継税制緩和へ 」◆
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自民・公明両党は２４日夕方、２０１３年度の与党税制改正大綱を
決定し公表した。
主な項目としては、
○消費税率の引き上げに伴う複数税率について、「再来年１０月に
１０％引き上げる時に導入目指す」
○所得税の最高税率を４０００万円超対象に４５％へ増税
○相続税も再来年１月から相続額６億円超を対象に最高税率を５５
％に増税、基礎控除額を６割に縮小して課税範囲を拡大
○贈与税は概ね５％から１０％引き下げ。祖父母が孫や自分の子に
教育資金を贈与した場合、１人当たり１５００万円まで贈与税が
非課税
○住宅ローン減税を４年間延長、来年４月から減税額を年間で最大
４０万円、１０年間で最大４００万円に拡大
○従業員の賃金を一定以上増やした企業は、増えた人件費の１０％
が法人税から減税。従業員の数を前の年度より１０％以上増やし
た場合、法人税額の減税額が新年度から２倍に引上げ、１人当た
り４０万円が減税。
また事業承継税制（納税猶予制度）が大幅に緩和される。たとえば
○経営承継相続人等の要件のうち親族要件を撤廃
○雇用確保要件の緩和
○一定の添付書類の提出不要
○認定取り消しの際の延納・物納の適用
○当該期間中の利子税の免除
○経済大臣の事前確認制度の廃止、
他計１５項目が見直しされている。
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◆「 一大事をやり遂げる 」◆
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長年何かと真剣に取り組んできた人は、「あの時は、よくやり遂げ
られたものだ。夢中だったけれど、本当に運が良かった」等というよ
うな経験を持っているものだ。仕事や生活において、長い間には一度
ならず一大事が発生するもので最初はとても太刀打ちできないように
見えるが、必死になる為か意外に乗り越えている。一般に好況や幸運
は人を余り賢くしないが、不況や一大事に直面した時の方が人を賢く
するようだ。会社や人が一大事をやり遂げるかどうかは、立ち向かっ
て勝つという信念と自信を持つか否かによる。その時の心境や情勢に
よって（仕事が上昇機運であったり、健康や財産が良好であったり等）、
苦も少なく無意識にやり遂げてしまうことも多い。しかし、単に精神
的な心構えだけでなく、一大事に備えて日頃から具体的な準備や訓練
が必要である。例えば、（１）日常の課題を紙に書き出して遂行の優
先度を決め、それを繰り返し読む（２）問題解決技法を普段から学び
続け、工夫アイデア創出を能率良く行なう（３）課題や目標はできる
だけ数字で示し、その達成期限の日や行動計画を明確に決める、等で
ある。具体的な準備や訓練によって、逆境でも慌てずにやり遂げられ
るという信念を持ち続けることが可能になるであろう。
